台南カフェ起業日記107(台湾での経営で体験したあれこれ編・突然の断水で営業不可)

台湾では区域ごとに断水になることがある。
地震や設備の老朽化による突発的な断水は稀だが、工事のため計画断水となることがある。この計画断水のときにはだいたい2週間くらい前から、ビルや地域の掲示板に張り紙で通知される。この通知を見ていないと、突然の断水に慌てふためくことになる。お店を経営していれば、水が使えないのは営業できないに等しい。

日本では経験したことのない断水も、台湾ではしばしばあるので、建物に給水タンクがあるところが多い。タンクの大きさにもよるが、1週間程度の断水であれば問題ないという巨大なタンクもある。住宅マンションであれば、大抵はこのタンクがあるので多少の断水であっても普段どおり生活ができる。

うちのカフェにも断水の告知は突如やってきた。普段あまり見ない掲示板だが、たまたま通りかかったときに偶然目にしていたので助かった。これを見ていなければ、断水当日慌てふためくことになりそうだ。危ない危ない。

うちの建物には給水タンクはあるんだろうか?と疑問に思い、また初めての断水なので勝手がわからない。バケツに水を貯めておけばいいのか?洗い物はできなくなりそうで、そうなると使った食器や調理道具はそのまま放置、厨房には異臭が・・・。トイレも流せず阿鼻叫喚の悪い想像が膨らむ。これは営業しないほうが良さそうである。今回の断水は2日間のようで、定休日とかぶっているので、2日休みにすることにした。

臨時休業をした日にお店へ行って、お水を使ってみると普通に使えるではないか!
臨時休業にしたことを悔やむが、すでにお休みの告知はしてしまっているので、やっぱり営業しまーす、なんてわけにはいかないので、泣く泣く休業明けの仕込みに精を出すのであった。

次回、塾経営の誤解・密告

【お店経営で発見した文化の違い編】
71(台湾人受けしない食材)
72(台湾に売ってない無糖ヨーグルト)
73(台南の業務用スーパー)
74(雨の次の日は高騰!台湾の野菜事情)
75(サラダは食べない?台湾の食事事情)
76(値上がりし続けるお肉)
77(台湾と日本のマヨネーズ)
78(台湾のベジタリアン事情)
79(ハヤシライスは台南でウケるか?)
80(お店前がバイクで埋まる)
81(魚の名前がわからない)
82(夏に冷房壊れ蒸し蒸し地獄の店内)
83(衝撃!台南真夏の電気代)
84(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その1)
85(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その2)
86(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その3)
87(無糖炭酸水が飲みたい!)
88(朝市にも売っていない紫蘇を栽培してみる)
89(台湾の雑誌に掲載される)
90(ご近所さんや常連さんからのもらいもの)
91(魅惑の黄昏市場!)
92(日本人の貸し切りパーティ)
93(カフェ店長の休日の過ごし方)
94(猫舌が多い?台湾のお客さん)
95(中秋節は店前で焼き肉!)
96(お酒を飲めない台湾の大学生)
97(お店前で商売繁盛祈願!紙のお金を燃やす)
98(便器の上に足を?!台湾のトイレ事情)
99(お店のレシートで宝くじ)
100(台湾で好き嫌いの多い野菜は?)
101(汁物の食べ方)
102(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その1)
103(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その2)
104(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その3)
105(先生に感謝する老師節)
106(お客さんも業者も遅刻な日常)

台湾企業就職日記(全100話)はこちら

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