台湾現地就職日記100(台湾企業就職を振り返る)
約一年間勤務した台湾企業でしたが、体験談はいかがだったでしょうか。振り返ってみると、私が就職した企業はホワイトな企業で日本への出張も多く、とてもいい環境だったと言えます。もし私が起業を考えていなければ、あのまま継続して勤務していたかもしれません。
いままでのシリーズごとに感想を入れてみました。
ご興味のある方はぜひ御覧ください。
【就職活動・面接編】は台湾の就職活動ほとんどわからないまま、手探りでやりました。日本の方法と異なる点も多く、特に電話や面接での中国語のやり取りに苦戦しましたが、面接した先がちょうどベテラン2人が辞めるので日本語スタッフを急募していて欠員があったので、運良く就職ができました。就職先が見つかるのは運要素も強いと思いますので、根気よく探すのが良いと思います。
【就労ビザ取得まで】は、私の場合会社が用意してくれた行政書士の方にほぼ任せっきりでしたが、中小企業への就職ならご自身で手続が必要な会社のほうが多いと思います。基本的な流れは私が経験したような感じで、労働許可申請〜就労ビザ申請〜居留証の取得まで2ヶ月近くかかります。
【現地企業・仕事開始編】就職して一番問題だったのは、やっぱり中国語能力でした。電話や会議内容が全くわからず、新人教育も英語のテキストだったので頭がパンク状態。やっていけるか不安でいっぱいでしたが、まず始めの一ヶ月を乗り越えれば慣れてきます。
【現地企業・日台の職場文化の違い】日本で会社勤務経験のある方なら、台湾の職場文化の違いに驚くことが少なくありません。初期はとまどいも多かったですが、ルールに厳しいわけではないのですぐに慣れると思います。福利厚生も日本のそれよりも良いと感じていました。
【日本への出張編】台湾から日本へ出張で帰国できることは、台湾長期滞在者にとっては癒やしで救いでした。取引先とのやり取りや接待は日本ルールなので、社会人経験のない方は勉強しておくと良いと思います。台湾の方へのお土産や買い物代行はほどほどにしないと、無限に頼んできますのでご注意!
【台湾企業での経験編】台湾での社会人生活について書いています。台湾生活が半年経っても慣れないことが多かったですが、楽しみながら経験していました。日本のルールに縛られていると息苦しいかもしれませんので、柔軟に台湾文化に対応したほうがいいですね。
【台湾企業からの離職編】台湾の就労ビザは退職後無効となり、離職後10日以内にビザを変更するか台湾を出国せねばなりません。ほか、出国準備期間が足りない場合は居留証を返却することで滞在期間を2週間だけ延長することもできるようです。台湾の会社を退職するときにご参考ください。
最後に
台湾現地就職日記はこれにて終わりです。
いままでご観覧いただきありがとうございました。
次回から、台南カフェ起業編を連載しますのでこちらもご期待ください!

台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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