台南カフェ起業日記40(開業後赤字健闘編8・壁の中から子猫救出。幸運を呼ぶ子猫?)

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台南カフェ起業日記40(壁の中から子猫救出。幸運を呼ぶ子猫?)

提供するメニューが多くなり、リピーターは少しずつ増えてきたがまだまだ赤字続きである。このままでは半年もたないかもしれない。閉店後の店内で、残った白ごはんをおにぎりにして胃に詰め込みながら考えるが先行きは暗い。気持ちが沈んでいるので安静にしていると、今日はやけに猫の声が大きいし多い。子猫と親猫のような鳴き声で、親猫が店前を横切ったり、建物の上から鳴いたりしている。親猫が子猫とはぐれたのかな?

翌日の朝、お店のシャッターを開けようとすると、まだ子猫の鳴き声がする。よくよく聞いてみると店からかなり近くにいるようだ。店内のどこかにいるのかもしれないと、スタッフも一緒に探してくれるが、まったく見つからない。猫の亡霊なのか?

諦めずにその鳴き声の音をたどってみると、店外の壁の中にいる可能性が高いことがわかった。なんでこんなところに?!上を見てみると建物の構造から、上にある排水溝から落ちてしまったのかもしれない。このままでは子猫が死んでしまうので、大家さんに状況を説明してしぶしぶの許可をもらい、大家さん立ち会いのもと壁に穴を開けて救出することに。電気ドリルで慎重に穴を開けて覗いてみると、本当にいた!生後間もないような小さな子猫。もう大丈夫だよと救い上げてミルクをあげてみる。

たまたまいた常連さんのアドバイスで念の為に動物病院にも連れていき、子猫は無事元気なことを確認。かなり小さいので放ったらかしにもできず、飼い主が見つかるまでしばらく店内で飼うことにする。子猫はとてもかわいいけど、衛生上営業中は店内に放し飼いはできないので倉庫にいてもらう。いっそ猫カフェへの転向はどうか、と思うが友人が動物嫌いなのでこの線は検討の余地はなかった。残念。

次回、炎天下の汗だくポスティングと広告戦略

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