台湾のレストランやカフェでは、低消(ミニマムチャージ/「最低消費」の略かな?)を設定しているお店がほとんど。カフェでは長居するお客さんが多いので、何も注文せずに席を占領されると不利益となるので、いいシステムだと思う。日本でのミニマムチャージは高級なお店にしかないイメージだが、台湾のカフェやレストランのほとんどのお店でこの低消を設定している。
お店によって設定している低消は異なる。一杯のドリンク代だったり、60-100元のオーダー、人気のあるお店だとランチセットが低消など、自由に設定できるのだ。居酒屋などではドリンク代別で300元の低消を設定しているところなんかもある。ちょっと一杯だけ飲みに行った時に、低消があると思わぬ出費になるということがあるので気を付けたい。
うちのお店でも、低消を設定する前は注文せず食事している友人の横にちょっと座りに来たり、友人と話に来たので注文はしないといったお客さんもいたりした。こういったお客さんの対応は気難しい。
そこで低消を設定することにする。うちに来るお客さんは大学生の方が多いのでこの価格設定は低く設定しないといけない。考えた結果、低消は60元に設定することにした。この価格なら大学生でもそこまで負担は大きくないので注文してもらえるだろう。
低消価格設定後は、注文していないお客さんがいれば低消について説明すると、大抵はわかってもらえるので対応は楽になった。システムは素晴らしい(それでも駄々をこねるお客さんもいるけど)。
次回、悲惨!雨の日の売上
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台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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