台南カフェ起業日記111(台湾での経営で体験したあれこれ編・お店でのミニマムチャージ・低消を設定)

台湾のレストランやカフェでは、低消(ミニマムチャージ/「最低消費」の略かな?)を設定しているお店がほとんど。カフェでは長居するお客さんが多いので、何も注文せずに席を占領されると不利益となるので、いいシステムだと思う。日本でのミニマムチャージは高級なお店にしかないイメージだが、台湾のカフェやレストランのほとんどのお店でこの低消を設定している。

お店によって設定している低消は異なる。一杯のドリンク代だったり、60-100元のオーダー、人気のあるお店だとランチセットが低消など、自由に設定できるのだ。居酒屋などではドリンク代別で300元の低消を設定しているところなんかもある。ちょっと一杯だけ飲みに行った時に、低消があると思わぬ出費になるということがあるので気を付けたい。

うちのお店でも、低消を設定する前は注文せず食事している友人の横にちょっと座りに来たり、友人と話に来たので注文はしないといったお客さんもいたりした。こういったお客さんの対応は気難しい。

そこで低消を設定することにする。うちに来るお客さんは大学生の方が多いのでこの価格設定は低く設定しないといけない。考えた結果、低消は60元に設定することにした。この価格なら大学生でもそこまで負担は大きくないので注文してもらえるだろう。

低消価格設定後は、注文していないお客さんがいれば低消について説明すると、大抵はわかってもらえるので対応は楽になった。システムは素晴らしい(それでも駄々をこねるお客さんもいるけど)。

次回、悲惨!雨の日の売上

【お店経営で発見した文化の違い編】
71(台湾人受けしない食材)
72(台湾に売ってない無糖ヨーグルト)
73(台南の業務用スーパー)
74(雨の次の日は高騰!台湾の野菜事情)
75(サラダは食べない?台湾の食事事情)
76(値上がりし続けるお肉)
77(台湾と日本のマヨネーズ)
78(台湾のベジタリアン事情)
79(ハヤシライスは台南でウケるか?)
80(お店前がバイクで埋まる)
81(魚の名前がわからない)
82(夏に冷房壊れ蒸し蒸し地獄の店内)
83(衝撃!台南真夏の電気代)
84(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その1)
85(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その2)
86(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その3)
87(無糖炭酸水が飲みたい!)
88(朝市にも売っていない紫蘇を栽培してみる)
89(台湾の雑誌に掲載される)
90(ご近所さんや常連さんからのもらいもの)
91(魅惑の黄昏市場!)
92(日本人の貸し切りパーティ)
93(カフェ店長の休日の過ごし方)
94(猫舌が多い?台湾のお客さん)
95(中秋節は店前で焼き肉!)
96(お酒を飲めない台湾の大学生)
97(お店前で商売繁盛祈願!紙のお金を燃やす)
98(便器の上に足を?!台湾のトイレ事情)
99(お店のレシートで宝くじ)
100(台湾で好き嫌いの多い野菜は?)
101(汁物の食べ方)
102(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その1)
103(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その2)
104(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その3)
105(先生に感謝する老師節)
106(お客さんも業者も遅刻な日常)

台湾企業就職日記(全100話)はこちら

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