台南沙崙にある緑能科技示範場域(グリーンエネルギーテクノロジーデモエリア)への訪問

台南市日本人協会は7月15日に沙崙にある「緑能科技示範場域(グリーンエネルギーテクノロジーデモエリア) 」へ訪問しました。このエリアはいまは一般開放はされていませんが、今回は特別に訪問させていただき、台湾政府の「5プラス2革新的研究開発計画」にある「グリーンテクノロジー産業革新」の政策がこのエリアでどのように研究開発されているのか取材をしました。

目次

沙崙グリーンエネルギーテクノロジーデモエリアとは

グリーンエネルギーテクノロジーの開発と体験、応用できるエコライフの環境を促進することを目的としたエリア。台湾国内外のグリーンエネルギー技術の研究開発、産業のテスト、検証、そしてビジネスマッチングの機会も提供しており、グリーンエネルギー産業のすべてのニーズを解決できるエリアとなっています。

E棟にあるこのエリアの模型を見せていただきました。


模型による説明では、グリーンエネルギーテクノロジーデモエリアは3つのエリアに分かれています。

非公開エリア

半公開エリア

公開エリア

エリアごとの説明はこちらのパンフレットからご覧いただけます。
上のマップから見るとこのようにエリアがわかれています。

ソーラーツリー、SPINLab、太陽の果実、風の使者があるのが公開エリア
A棟、D棟、E棟があるのが半公開エリア(ここでいう半公開エリアとは〇〇にのみ公開されるエリアということです。)。
B棟、C棟は非公開エリアとなっています。

エリア内のインスタスポット

ソーラーツリー、SPINLab、太陽の果実、風の使者は夜にライトアップされます。
風の使者はタイワンジカで、角の部分が風力発電になっており、くるくると回転して発電します。夜のライトアップは、インスタスポットとしても今後人気が出そう。

時間帯によってライトアップの色が違うのが魅力で、特にE棟にあるカフェ近くにあるところからの撮影がおすすめとのこと。

展示センター

E棟の1階と2階は展示ホール、会議室(35〜82 坪、40〜120人収容)、
国際会議ホール(約170 坪、300人収容)、方舟カフェがあります。
主に省エネ商品や技術の展示エリアとなります。
こちらでは今後、各種展示会が開催される予定です。

台南ではこのような展示会場が少ないので期待したいですね。

E棟の奥にある方舟カフェも紹介します。

安全対策もしっかりされていました。

7/15の時点ではまだオープンしていませんが、スタイリッシュなデザインで開幕が楽しみです。

E棟の最上階はスマートエコ生活体験エリア になっており、台湾の独特な一戸建て住宅「透天」を再現した作りになっています。スマート駐車場及びエネルギー管理センターのシステムを体験することができます。予約をすれば、内見もできるそう。

沙崙デモエリアへの参入方法

経済部能源局(経済省エネルギー局) の公式ウェブサイトから参入の申請が可能です。

ステップ 1

グリーンエネルギーテクノロジーデモンストレーションサイトの公式ウェブサイトからダウンロード

ステップ 2

完成のうえグリーンエネルギーテクノロジーデモンストレーションサイトオペレーションオフィスに送信します

ステップ 3

オペレーションオフィス資格の予備審査

ステップ 4

選考会の手配

ステップ 5

会議の選考または書面による審査

ステップ 6

管理機関による承認

ステップ 7

参入の契約

申請・資料のダウンロードはこちらから

https://www.sgetds.org.tw/WebPage/ServiceApply.aspx

申請対象

スマートグリーンエネルギーに関する技術や商品、サービスの開発、研究や量産テスト、生活補助事業もしくは専門サービス事業に従事し、スマートグリーンエネルギー産業の発展、産業技術の人材育成に協力できることが条件。

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