挨拶

台南市日本人協会
名誉理事長 野崎孝男

台南市日本人協会 
名誉理事長 野崎孝男
(台南市政府城市外交顧問/台南市商業會顧問/山形市・台南市交流推進アドバイザー/内政部移民署新住民發展基金管理會委員/臺南市旅行商業同業公會顧問/台中市商業界顧問/立法院亞東國會議員友好協會顧問/創新総研有限公司・創新美味(股)有限公司 董事長/群睿法律事務所パートナー経営法律顧問/「內政部109年度服務品質獎」評審委員)

台南市日本人協会は、台南市に居住するすべての日本人とその家族が、より安全で安心でき、活き活きと豊かな暮らしが営める環境を確立するために、台南市在住の日本人を中心に設立されました。 台南市は清朝時代や日本統治時代の建築物が台湾の都市で最も多く保存されているなど台湾を代表する古都であると同時に、マンゴーやパイナップルをはじめとしたフルーツそして充実した台湾グルメが楽しめる美食の都でもあります。また半導体世界最大手のTSMC(台湾積体電路製造)を代表とするハイテク産業集積基地である台南サイエンスパークを擁する先進都市でもあるという、歴史とグルメ、ハイテクが共存する魅力的な都市です。
現在、台南市には878人(内政部移民署2021.3)の日本人が居留していますが、今後は日本企業の進出に伴い日本人居住者も一層増加していくとも考えられています。さらに台南市には台湾屈指の名門大学である国立成功大学をはじめ10の大学があり、昨今の台湾留学ブームにより、日本人留学生も増加しています。 一方で現地居住者や駐在者、留学生が安全・安心に暮らすための情報や支援体制は乏しく、また台南市には日本人学校がなく、台南で暮らす保護者の間では子育て環境を心配する声も少なくありません。 私たちは、台南市政府、内政部移民署、日本台湾交流協会等の行政機関と密接に連携しながら台南生活に役立つ情報を積極的に発信して行き、かつ会員家族の言語学習の支援や、毎月ゲストスピーカーを招待し行う講演会、会員同士の交流イベント、緊急事態や諸々の困難・トラブルに見舞われた方への迅速なサポート等々を行い、誰もが安心して「この町に住み続けたい」と思えるような台南市を創り出したいと考えています。  また日本と台湾の交流促進を目指し、一般市民に開かれた活動を通して台南市民との関係を築きながら、未来へとつながる日台の人材育成を促進し、台湾社会に寄与し、日台関係の発展にも貢献していくことを目指しています。  台南市日本人協会は台南で暮らす皆さまと力を合わせ、すべての人にとってより暮らしやすい台南市となるよう努力してまいります。

台南市日本人協会
理事長 奥西克彦

台南市日本人協会 理事長 
奥西克彦(TIL space 代表)

「台南は夢を見て、夢に奮闘し、恋をして、家庭を築き、ゆったり暮らせる地。」という言葉があります(台湾文学者の葉石涛先生より)。私も葉先生の言葉のとおり、台南に移住してから会社起業、結婚、育児と生活環境の変化をしながら台南の生活を時には忙しく、時にはのんびりと楽しんでいます。

コロナ禍の苦しい時期に台南市日本人協会は設立し、立ち上げ時から参与してきました。日本人が台湾で生活を安心して暮らせるようにホームページを制作しSNSでの情報発信に力を入れています。
私個人は台南で日台交流に関する事業を運営しています。日本人が台南に留学やワーキングホリデー、旅行者などでご渡航した際のサポートを約10年してきました。また、定期的に交流会も開催しており、日本と台湾の民間交流を続けています。この経験も台南市日本人協会でも活かしていければと考えています。

台南市には日本人学校がないため、日本語教育をはじめ子育てに関して不安な方も多いと思います。私も2022年に生まれた息子がおり、日本語を使用する機会を設けるような機会を作りたいと考え、2023年4月から協会内で「こども日本語サークル」を立ち上げました。翌年には文部科学省の日本語補習校設立を目標として準備をしています。
台南市に住み、日本文化・日本語と共に生活している子どもたちに、日本語を勉強し日本語で話ができる環境を整え、将来は帰国予定があるお子様も帰国後スムーズに日本の学校へ通えるようにサポートいければと考えています。

台南市日本人協会ではみなさまが安心して台南での暮らしができるよう、努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。