台南カフェ起業日記(悲惨!雨の日の売上)
台南は台北に比べると雨天の日は少ない。長いときは2−3ヶ月まったく雨が降らないなんていう時期もあるくらいで、基本的には年中晴天が多い。梅雨の時期も比較的短く、梅雨入りから長くても2週間ほどで晴天に戻るといった感じだ。
梅雨とは別に、真夏になると集中的なスコールが局地的に降ることがある。1時間前まで晴天だったのに、急に雲行きが怪しくなり、突然30分ほど「バッシャーっ!」とバケツをひっくり返したような土砂降りの雨が降って晴天に戻る。豪雨のあとは、ちょっと涼しくなり空気もさっぱりするので雨上がりは気持ちがいい。
しかし、お店の営業となるとさっぱり気持ち良いなんてことは全くなく、ずーんと暗い気持ちになってしまう。台南は地下鉄がないので、みなさんバイクでの移動が多く、雨の日は外出をしないようである。僕も雨の日は雨具を着けるのがめんどくさいので、食事は近所でささっと済ますことが多い。
うちのカフェでは、地域柄か雨が降った日のお客さんの入りは極端に少なくなり、店内はガラーンとしてしまう。普段の1/2-1/3くらいの売上に落ち込むので、ほんとうに死活問題だ。雨が続くと破産してしまう。
予約していたお客さんも、大雨になったらドタキャンもよくある。連絡があれば良い方で、連絡無く来なかったりするので、営業時間に大雨が降ったときは「今日はあかん・・・」と頭を抱えることになる。梅雨の時期は営業を休んでやろうかと思うほど、赤字の日が続く。幸い台南の梅雨は短いので、梅雨明けには黒字に戻すことができてホッとするが、いつ大雨が来るかヒヤヒヤし、せめて20時以降に大雨が降って欲しいと願うのであった。
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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