台南カフェ起業日記(危ない!調理場のプロパンガス)
居抜した物件の調理場には大きいガスコンロが4つある。どれも営業用の火力が高いもので、家庭用ではなく飲食店向けのコンロで使い勝手が良い。そのうちの1つは、さらに火力が高く中華料理で大人数分を一気に作るためのコンロなんだろうな、と思う。正直日本の定食を作るので、このコンロは持て余す。
コンロで使うガスは、都市ガスではなくプロパンガスを使う。ガスが切れたらガス屋さんに電話して新しいものと交換してもらえるみたいだ。台南の街中では、このプロパンガスのタンクをバイクで運んでいるのをよく見かける。普段バイクで走っているとき、プロパンガスを載せて走っているバイクが近くにいると安全のため無意識に距離をとってしまう。なんかプロパンガスは倒れると爆発するような危険なイメージがあるのは私だけだろうか?
実はお店のプロパンガスは、コンロのすぐ後ろに設置されている。あの危なくいつも避けているプロパンガスが、あろうことか火力の高いコンロの近くにある。普通はこれ外に置くもんじゃないの?調理場で火災が起きたら大爆発しそうだ。実に危ない。
料理のサンプルを作っていると、ガスが切れた。いよいよガスの交換だ。前の借主が置いてってくれた業者リストにあるガス業者さんの連絡先に電話をする。一言目が台湾語でヒヤッとしたが、中国語でよろしくと伝えると、台湾語をやめてくれた。このやりとりはこれからも台南では続けていかなければならないんだろうなぁと思う。
プロパンガスの配達に来たおっちゃんにこの配置は大丈夫か聞いてみたら、「全然大丈夫や!ほかの店もこんな感じやで。」と言われ、ちょっと安心したが、やはり怖いので一番火力の高いコンロは封印することにした。使いこなす技術もないのでちょうど良い。
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台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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