台南カフェ起業日記(台湾のルールは?写真と違う物件の謎)
591のサイトに載っていた物件を見に来たが、写真にあったオシャレなカフェの雰囲気とは全然違い、中には何もないどころか床は抜けそうなくらいボロボロで壁は塗装が剥がれ落ちている。あまりにも写真と違うので、「ほんとうにここですか?」と聞いてしまう。残念ながら写真で見たオシャレな物件は、お化け屋敷化したようで、ここで間違ってはいないようだ。夜に来てはまずかったのかもしれない。
なんでも、以前借りていた人が内装を元の状態に戻して退去したらしい。そのまま元に戻さずに貸したほうがいまの大家さんにとってもいいんじゃないか、と思ってしまうがそれが台湾のルールなのかもしれない。それにしても酷い状態である。裏が公園なので、なんだかよくわからない虫も住み着いている。ぶっちゃけ気味が悪い。
それでもこの物件は場所がとても良く、家賃もそこまで高くないので、改装費用やその他経費を考えるために一旦保留することに。でもどうしてもここが整備されて雰囲気の良いカフェになる想像がつかない。
物件の下見から戻り、建築関係に詳しい友人も呼んで、改めて改装に必要な経費や時間を計算してみる。水道管や電気系統に問題がなければ、改装はおおよそ2ヶ月ほどかかるようだ。また、改装費用も予算を遥かにオーバーしており、どう考えても採算が合わない。
予算の関係で借りれない、と断りの電話を入れると、大家さんがもう一度会いたいとの回答。もしかして家賃を下げてくれるのか、とドキドキして再度大家さんに会うことに・・・。
次回、値下げ交渉と直感
以前の記事はこちら↓
台南カフェ起業日記(序章)
①(起業準備と台南への引っ越し)
②(サイトで物件探しと下見)
台湾企業就職日記(全100話)はこちら
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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