台南カフェ起業日記108(台湾での経営で体験したあれこれ編・塾経営の誤解・密告)

台湾では会社の営業項目にない事業をしているとタレコミされることがよくある。そのタレコミは、ほとんどが同業者からによるものが多く、同業者がライバルの数を減らそうと政府に密告しているんだとか。特に民宿業界なんかは営業許可を取得していないと、毎週のように政府に密告されるところもあるんだとか。同業者の恨みは怖い。

うちのカフェでは毎週開催の日台言語交流会が人気で、一番多いときで週に3回開催していた。お店のコンセプトとなっている言語交流は、オープン当初は参加者が少なかったものの、Facebookやホームページの宣伝のおかでげ毎週20-30名の方にご参加いただき盛り上がっていた。

そんなお客さんが多く入っているところの写真を撮られたのか、うちのカフェも密告されたようだ。なんでも日本語補習班(塾)の経営をしている疑いがかけられているらしい。警察、教育部、移民局、消防局の4人パーティでやってきて、ただごとではなさそうだ。ふと、半○直樹の検察シーンが頭に浮かぶ。何かを隠さなければ、と思い焦るが特に悪いことはしていないので何もすることはない。

政府パーティーにうちのカフェのコンセプトを説明して理解してもらう。しばらくして、店内を見て回ったり掲示板を見て、日本語教室をやっていないことがわかると、特に何事もなく世間話をして帰っていった。後ろめたいことはないとはいえ、政府機関が来るとどきどきする。

この後も何度か補習班経営の調査あり、人材派遣業務の調査ありで、ありもしない疑いをかけられて、同業者からのタレコミは怖いなと感じるのであった。

次回、300万元の壁。投資ビザの更新!

【お店経営で発見した文化の違い編】
71(台湾人受けしない食材)
72(台湾に売ってない無糖ヨーグルト)
73(台南の業務用スーパー)
74(雨の次の日は高騰!台湾の野菜事情)
75(サラダは食べない?台湾の食事事情)
76(値上がりし続けるお肉)
77(台湾と日本のマヨネーズ)
78(台湾のベジタリアン事情)
79(ハヤシライスは台南でウケるか?)
80(お店前がバイクで埋まる)
81(魚の名前がわからない)
82(夏に冷房壊れ蒸し蒸し地獄の店内)
83(衝撃!台南真夏の電気代)
84(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その1)
85(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その2)
86(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その3)
87(無糖炭酸水が飲みたい!)
88(朝市にも売っていない紫蘇を栽培してみる)
89(台湾の雑誌に掲載される)
90(ご近所さんや常連さんからのもらいもの)
91(魅惑の黄昏市場!)
92(日本人の貸し切りパーティ)
93(カフェ店長の休日の過ごし方)
94(猫舌が多い?台湾のお客さん)
95(中秋節は店前で焼き肉!)
96(お酒を飲めない台湾の大学生)
97(お店前で商売繁盛祈願!紙のお金を燃やす)
98(便器の上に足を?!台湾のトイレ事情)
99(お店のレシートで宝くじ)
100(台湾で好き嫌いの多い野菜は?)
101(汁物の食べ方)
102(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その1)
103(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その2)
104(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その3)
105(先生に感謝する老師節)
106(お客さんも業者も遅刻な日常)
【台湾での経営で体験したあれこれ編】

台湾企業就職日記(全100話)はこちら

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