ついに会社設立・カフェをオープンから一年が経過し、投資ビザの更新のときがやってきた。
以前起業の際のコラム「台南カフェ起業日記12ー厳しい!会社設立のためのビザの更新条件」でも書いたが、投資ビザは一年間の売上が300万元以上ないと更新ができない。はっきりいって小規模の飲食店経営の一年目でこの売上を達成するのはかなり難しい。台湾でお店を構えた外国人が、一年で売上が達成できずにお店を畳んでしまうことはよくあるみたいだ。300万元は日本円で1200万円ほどなので、一ヶ月あたり100万円の売上が必要だ。起業一年目で達成するのは非常に厳しい。
オープンから一年が経過したいまでは売上はそこそこ上がってきているので、この調子だと年間300万元は達成できそうだが、カフェオープンから初めの3ヶ月ほどは売上がめちゃくちゃ低かったので、正直売上は達成していない気がする。そうなると、ビザの更新はできず台湾に滞在することができず、お店だけ残ることになってしまうのか・・・。その時は潔くお店を畳むしかないんだろうなー。
うちの会社では会計処理はすべて近所にある会計士さんにお願いしていたので相談へ行くことに。年間の売上を計算してもらい、どきどきしながら決算を見る。すると、やはりカフェだけの売上だと300万元には届かないが、他の事業もちょこちょことしていたおかげで、なんとか目標を達成することができた。ほっと胸を撫で下ろす。とはいえかなりギリギリだったので、次回の更新時は難しいかもしれない・・・と少し不安になる。
ちなみに、ビザの更新手続きはすべて会計士にお願いをした。ビザの更新手続きは自分でもできるが、いつも会計処理をしてもらっている会計士にビザもお願いするとかなり楽なのでおすすめしたい。
台湾企業就職日記(全100話)はこちら
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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