台南カフェ起業日記109(台湾での経営で体験したあれこれ編・300万元の壁。投資ビザの更新!)

ついに会社設立・カフェをオープンから一年が経過し、投資ビザの更新のときがやってきた。

以前起業の際のコラム「台南カフェ起業日記12ー厳しい!会社設立のためのビザの更新条件」でも書いたが、投資ビザは一年間の売上が300万元以上ないと更新ができない。はっきりいって小規模の飲食店経営の一年目でこの売上を達成するのはかなり難しい。台湾でお店を構えた外国人が、一年で売上が達成できずにお店を畳んでしまうことはよくあるみたいだ。300万元は日本円で1200万円ほどなので、一ヶ月あたり100万円の売上が必要だ。起業一年目で達成するのは非常に厳しい。

オープンから一年が経過したいまでは売上はそこそこ上がってきているので、この調子だと年間300万元は達成できそうだが、カフェオープンから初めの3ヶ月ほどは売上がめちゃくちゃ低かったので、正直売上は達成していない気がする。そうなると、ビザの更新はできず台湾に滞在することができず、お店だけ残ることになってしまうのか・・・。その時は潔くお店を畳むしかないんだろうなー。

うちの会社では会計処理はすべて近所にある会計士さんにお願いしていたので相談へ行くことに。年間の売上を計算してもらい、どきどきしながら決算を見る。すると、やはりカフェだけの売上だと300万元には届かないが、他の事業もちょこちょことしていたおかげで、なんとか目標を達成することができた。ほっと胸を撫で下ろす。とはいえかなりギリギリだったので、次回の更新時は難しいかもしれない・・・と少し不安になる。

ちなみに、ビザの更新手続きはすべて会計士にお願いをした。ビザの更新手続きは自分でもできるが、いつも会計処理をしてもらっている会計士にビザもお願いするとかなり楽なのでおすすめしたい。

次回、台湾でのカフェ営業必要経費と維持費

【お店経営で発見した文化の違い編】
71(台湾人受けしない食材)
72(台湾に売ってない無糖ヨーグルト)
73(台南の業務用スーパー)
74(雨の次の日は高騰!台湾の野菜事情)
75(サラダは食べない?台湾の食事事情)
76(値上がりし続けるお肉)
77(台湾と日本のマヨネーズ)
78(台湾のベジタリアン事情)
79(ハヤシライスは台南でウケるか?)
80(お店前がバイクで埋まる)
81(魚の名前がわからない)
82(夏に冷房壊れ蒸し蒸し地獄の店内)
83(衝撃!台南真夏の電気代)
84(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その1)
85(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その2)
86(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その3)
87(無糖炭酸水が飲みたい!)
88(朝市にも売っていない紫蘇を栽培してみる)
89(台湾の雑誌に掲載される)
90(ご近所さんや常連さんからのもらいもの)
91(魅惑の黄昏市場!)
92(日本人の貸し切りパーティ)
93(カフェ店長の休日の過ごし方)
94(猫舌が多い?台湾のお客さん)
95(中秋節は店前で焼き肉!)
96(お酒を飲めない台湾の大学生)
97(お店前で商売繁盛祈願!紙のお金を燃やす)
98(便器の上に足を?!台湾のトイレ事情)
99(お店のレシートで宝くじ)
100(台湾で好き嫌いの多い野菜は?)
101(汁物の食べ方)
102(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その1)
103(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その2)
104(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その3)
105(先生に感謝する老師節)
106(お客さんも業者も遅刻な日常)
【台湾での経営で体験したあれこれ編】

台湾企業就職日記(全100話)はこちら

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