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台南カフェ起業日記(揚げ物導入で豊富なメニュー作戦)
オープンしてから1ヶ月が経った。交流会のときはそこそこ人が集まるが、それ以外のときはまだまだお客さんは少ない。平日は丸一日営業して3組くらいなんていう時もあり、泣きたくなってくる。提供しているメニューが充実していないので、なんとか増やそうと動き出す。
オープンしてから今まで揚げ物は提供していなかった。揚げ物の匂いが気になるし、油の取り扱いはちょっと危ないと思っていたのがためらっていた理由だ。でも、台湾では臭豆腐や鹽酥雞など揚げ物は人気のメニューで外せない料理であり、提供するほうが喜ばれる。日本食レストランにはどこも唐揚げがあるし、コロッケやカキフライまで提供しているお店も少なくない。
業務用の設備を販売しているお店をいくつかまわり、フライヤーを導入。フライヤーって思ったよりも高くないのが救いだった。コンロの一番奥にあるスペースにフライヤーをセットする。これで大幅に提供するメニューの幅を増やすことができそうだ。
唐揚げに加え、ポテトフライやコロッケにとんかつも提供をはじめ、メニューの幅が広がった。でも相変わらずお客さんは全然来ず、仕込みの時間だけが増えていく。給料はないが残業はあるよ、という超絶ブラック企業で働くような心境で店主は仕込みをしながら汗と涙を流すのであった。
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台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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