台南カフェ起業日記97(お店経営で発見した文化の違い編・お店前で商売繁盛祈願!紙のお金を燃やす)

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台南カフェ起業日記(お店前で商売繁盛祈願!紙のお金を燃やす)

台湾の街中ではお店の前に供え物を乗せたテーブルを置いて、火をつけた線香を両手で持ってお祈りしている光景を見ることがある。毎月2度、旧暦の2日と16日に商売繁盛を願ってこの「拜拜(バイバイ)」をする習慣があるのだ。お祈りはその場所の土地の神様へ向けてする。拜拜をする人は商売人で、飲食店はもちろん会社や銀行もこの拜拜をする。

商売人によっては月に1度だけのお祈りや、旧正月前や年始めなど大事な時期にだけお祈りをするというお店もある。毎月2度準備して拜拜をするのは、ちょっと面倒だからだと思う。お供えするものを準備するのも大変なのだ。

郷に入っては郷に従え、土地の神様に気に入られなければ商売はうまく行かない気がするので、うちのお店でも拜拜をすることにした。どうすればいいのかよくわからないので、やり方を詳しい人に聞いてみる。

お供え物

何にするかあまり気にする必要がなく、果物2−3種類に飲み物、スナック菓子数種で良い。お供えに使ったものはお客さんに提供してはならず、自分たちで食べてしまわないといけないようだ。

拜拜時の祈願

線香を手に持ちお辞儀をしてから、頭の中で自分の「名前」、「住所」を報告し、「商売繁盛祈願」をする。この祈願は日本語でいいのか、中国語がいいのかちょっと迷ってしまう。ひょっとすると土地の神様なので台湾語の方がいいのかもしれない。

紙銭を燃やす

神様に捧げるお金は燃やして天に送る。他のお店前でもよくみかけるのはこれである。紙銭はかなりの枚数があり、まとめて火に入れると燃えきらない部分が出てくるので、一枚ずつ素早く手で分けて火に焼べる。これがかなりめんどくさいので時間がかかる。

初めは月に2回やっていたがだんだん忙しくなってきたので月1回になり、しばらくしてやらなくなったころ、商売があまり良くなくなってきた。なるほど、土地の神様はよく見ているなと感じ大事な日にはまた拜拜をするのであった。

次回、便器の上に足を乗せる?!台湾のトイレ事情

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