台南カフェ起業日記35(開業後赤字健闘編3・見えるお肉が無いとカレーは低評価)

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台南カフェ起業日記(見えるお肉が無いとカレーは低評価)

お味噌汁問題は研究の結果解決。台湾の方に愛されるお味噌汁へと進化した。日本の味を提供したかったが、ちょっと甘めの日台混血の味噌汁となってしまったが、うちは日台交流カフェなのでこれも良しとする。やはりメニューの現地化は必須なんだとしみじみ思う。

定番メニューのカレーはたっぷり玉ねぎをアメ色に炒めて牛肉をかなり使い、トマト缶とスパイスを7−8種類にカレールーを使いの圧力鍋で煮込むちょっとだけこだわりのあるカレー。味自体の評判は良いが、牛肉カレーなのに牛肉が少ないのはどういうことか、という意見が何度かあった。牛肉は圧力鍋で半分くらいルーに溶けちゃうので、少ないと感じるようだ。

そこで上に焼いた牛肉を何枚かトッピングすることにしたら受けも良くなったが、台湾では牛肉の価格は高いので、これを同じ価格で提供すると採算が合わない。でもケチと思われるお店にはしたくない。どうしたらいいのか頭が痛くなってくる。

台南では牛肉を食べない人もいるらしいので、他の肉もいろいろと試した結果、カレーは鶏肉を採用することにした。鶏肉であれば、煮込んでもあまり崩れないしいいダシも取れ原価も安い。カレーの味も落ち着いてきた。

ちなみに、カレーの定食を販売当時はカレーに味噌汁は合わないと思いラッシーを付けていた(ラッシーの中国語もないので拉西にしたら、どうやら違う意味になった)。これも失敗で、ラッシーは台湾ではあまり馴染みがないらしくカレーの付け合せには濃すぎると。なので、カレーにも味噌汁を付けることとして日式定食はどんどん台湾化するのであった。

次回、肉業者のサンプルで自らの食費を浮かす店主

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台湾企業就職日記(全100話)はこちら

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