台南カフェ起業日記34(開業後赤字健闘編2・台湾好みの味は?!味噌汁の味覚と習慣)

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台南カフェ起業日記台湾好みの味は?!味噌汁の味覚と習慣)

カフェがオープンして初め3日間は忙しかったが、だんだんとお客さんが減りはじめ、1週間が経過するとお客さんはほとんどいなくなっていた。オープン後の交流会も想像していたよりも参加者が少なく、それでもスタッフを雇っているので出費ばかりかさみ早くも焦りが出てくる。

定食を提供しているうちにいくつかわかったことがある。かつおと昆布とにぼしでダシをとって味噌をたっぷり入れた味噌汁が完飲されないことが多かった。日本人の口には合うと思うのだが、どうしてか考え、台湾人スタッフに素直な感想を聞いてみる。

なんでも味噌汁は台湾では少し甘いものが好まれているらしい(もしかすると台南だけかも?)。なるほど、たしかに他のお店のお味噌汁は甘くそして薄めなことが多い。日本と同じく塩っぱいものを出していると、みんな最後まで飲まない。塩っぱくなってしまう理由は、台湾人の方は味噌汁を食後に飲む習慣があり、食後に飲むとどうしても味噌汁が冷めてしまうので塩っぱくなってしまうみたいだ。うーむ、習慣に合わせて味を薄くしないといけないのか・・・。

そこから試行錯誤し台湾人スタッフに試飲を重ね、薄口でほんのり甘い味噌汁に仕上がった!正直日本人からすると物足りない感じもするが、現地に合わせないと潰れてしまう。完成したものを恐る恐るお客さんに提供すると、絶賛されてお替りをしてもらえる。

ちょっとした達成感を味わったが、まだ客足は鈍い。

次回、見えるお肉が無いとカレーは低評価

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台湾企業就職日記(全100話)はこちら

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