台南カフェ起業日記39(開業後赤字健闘編7・日本のベジタリアンメニューは?)
メインメニューと揚げ物系のメニューが追加され、オープン当初に比べるとかなり豊富なメニューになってきた(とはいえ、まだまだ他の店に比べると少ない)。他にもセットではなく、単品の品揃えを増やすとそれなりにメニューを多く見せることができそうだ。
その中でも少し困るのが、ベジタリアンの方向けの料理。ネット上やレシピ本にはベジタリアンに対応しているものがほとんどない。おっ、これは野菜だけやな!と思っても鰹ダシが入ってたりで困る。塩だけで味付けしても美味しくないし、外にある台湾のベジタリアンの弁当屋の方が安くて遥かに美味い。
日本らしく台湾料理にはないベジタリアンメニューを考えていると、ふとネバネバ丼というものがネット上にあるのが目に入った。マグロ、納豆、とろろ、オクラに醤油をかけて食べるもので、実に美味そうだ。マグロは準備できないが、このネバネバ三種でどんぶりにしてベジタリアンメニューに加えようと企む。
台湾人スタッフに聞くと、納豆ととろろは台湾人の口に合わないみたいだが、日本好きな人は頼むだろうと思う。むしろ自分で毎日食べたい。日本人もネバネバに飢えている人も多いはず。メニューの名前は爆弾丼として提供開始。
そんなこんなでメニューはかなり増えて新しくメニュー表を作った。
仕込みが大変になってきたが、お客さんが少ないので問題ない・・・なんて考えていると、赤字が2ヶ月近く続き出費がかさんできた。少ない資金がさらに少なくなり、いよいよ経営が危なくなってきた。
以前の記事はこちら↓
台湾企業就職日記(全100話)はこちら
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
コメント