台南カフェ起業日記88(お店経営で発見した文化の違い編・朝市にも売っていない紫蘇を栽培してみる)

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台南カフェ起業日記88(お店経営で発見した文化の違い編・朝市にも売っていない紫蘇を栽培してみる)

ネット検索で日本料理のレシピを探していると、台湾にはない食材を使ったものが少なくない。台湾では手に入らない食材を使ったレシピを見るたびに、お店で提供できない悲しさよりも、食べることができないという悲しさの方が大きい。どこか売っている場所はないか探したり、代用品を探すが見つからないことが多い。

紫蘇も台湾では手に入りにくい食材の一つで、たまに新光三越などの高級スーパーで売っていることもある。でも、紫蘇のためだけに遠出をするのもちょっとめんどうだ。近所のスーパーや朝市で売ってくれることを願うが、以前の記事にも書いたとおり、あまり台湾ではウケが良くない食材なので売られることはないと思う。

そこで、偶然手に入った紫蘇の種で自分で栽培することにした。紫蘇の種をまず発芽させるため、浅めの容器に土を敷き詰め、種を蒔いて水をたっぷりかける。しかし、5日経っても7日経っても反応がない。これでいいのか?台湾の気候で紫蘇は育つのか?そんな不安の中、10日が経過して朝見てみると、なんと4−5個が発芽しているではないか!発芽している様子が可愛い。植物を育てるのが好きになりそうだ。そこからさらに数日後にはほぼすべての種が発芽し、2−3センチの大きさになったものを外の鉢に移動させて成長を待つ。地味に楽しい。

種を植えてから4週間後くらいには、食べれる小さな紫蘇の葉が取れるようになった。早速料理に使ってみる。豚肉で紫蘇とチーズを巻いて衣を付けて紫蘇チーズカツにすると、しみじみ旨い。台湾人スタッフにも食べてもらうと、この料理法だと紫蘇はいいアクセントになって、食べれるようである。紫蘇ってこんなに美味いものか、と他にもいろいろと試してみる。スタッフにも食べてもらうが、加熱した紫蘇は食べれるようだ。

紫蘇が収穫できるようになって2週間後、台南の強い日差しに耐えきれなかったのか枯れてしまった。ずっと外に出しておいたのがマズかったようである。せっかく育てた紫蘇がなくなって悲しい。やはり台南の気候では栽培が難しいようだ。

次回、台湾の雑誌に掲載される

台湾企業就職日記(全100話)はこちら

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