台南カフェ起業日記41(開業後赤字健闘編9・炎天下の汗だくポスティングと広告戦略)

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台南カフェ起業日記炎天下の汗だくポスティングと広告戦略)

前回救出した子猫は、まだ飼い主が見つからないので店内で飼う。元気いっぱいになって、閉店後遊んで癒される。そんなこんなで営業開始から2ヶ月半ほど経過。交流会へ来るお客さんは安定してきたが、それ以外の日はお客さんが少ない。資金がもともと少ないので、このまま赤字続きではあと2ヶ月ももたないかもしれない。非常にまずい。時間だけはあるのでいろいろと宣伝作戦を試してみることに。

なんとかしないとと思い、メニュー紹介のチラシを作り近所にポスティングをする。地味な作業だが、一人でもたくさんのお客さんに来てもらいたく、徒歩でどんどん撒いていく。4月ごろとはいえ、台南はすでに真夏の気候。ちょっと歩いただけで汗だくになってしまう。一日100枚を目処に一週間、運動がてらポスティングを続けてみる。ダイエット効果はあったかもしれないが、肝心のお客さん増加にはならず。

求人募集の時に活用したPTT(台湾の2chみたいな掲示板)に、スタッフに頼み書き込みしてもらう。料理の紹介や交流会の宣伝などすると、反応はめちゃくちゃいい。一時的に食べに来るお客さんが増加、とくに交流会への参加者が増えた。交流会にはアニメ好きの濃いキャラの台湾人の方が増え、一時的にアニメ同好会のような独特な雰囲気になる。台湾のアニメファンは熱烈だ。台湾のPTTの影響は凄いが、書き込みはどんどん流れていくので長期的な改善には繋がらなかった。

仕込んだ食材やごはんは勿体無いので、3食全て店内で余り物を食べて過ごす。冷凍したご飯を温め、残った食材で夜な夜な食べていると、なんだか虚しくなってくる。このままやっていけるのか、撤退も考えた方がいいかもしれないと、子猫と遊びながらどんどん弱気になっていくのであった。

次回、おかわりしてお持ち帰り?台湾のお持ち帰り文化

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台湾企業就職日記(全100話)はこちら

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