台南カフェ起業日記(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その2)
※前回と今回と次回は、○キブリ嫌いの方はご観覧に注意ください。前回はこちら
まだまだ暑い日が続く台南。外は相変わらずジリジリとした暑さが続く。いつも通り買い出しを終えて朝の9時ごろにお店に到着し、テイクアウトしてきた蔥油餅でちょっと遅めの朝食を食べる。蔥油餅をかじりながら、そういや今日は以前ポストに入っていた外の排水溝の消毒の日だなぁ、なんて特に気にするわけでもなくいつも通り過ごす。朝食後は野菜やドレッシング作りなど朝の仕込みをしていた。
昼11時からの営業なのだが、シャッターは半開きの状態でお店の中で作業をする。業者さんが食材の配達に来るので、鍵を閉めておくわけにはいかないのだ。すると、9:30ごろに外から「ヴォォォーン!」という機械音が聞こえて来る。あー、あれが消毒かぁとあまり気にしないようにしていたが、ガラスのドアを閉めていてもなかなかの騒音である。ガラス越しに見ると、防護服を着た作業員の人が、手持ちの大型スプレーマシンを持って外にある排水溝に向かって消毒液を噴射しまくっている。この暑い中、防護服を来ての作業はなかなか大変そうである。5分くらい噴射していなくなった。
消毒液の匂いはそんなにキツイものでもなく、ガラスのドアを閉めているとほのかに匂うくらいのものだが、消毒液なので人体にいいものではなさそうだ。しばらくはドアを閉めたままで、匂いが落ち着くのを待つことにする。作業員の人大変だなぁと、ドア越しに見送っていると、排水溝から何やら黒いものがちょこちょこと湧き出てきた。
排水溝から黒いもの?なんだろうと目を凝らして見てみると、なんとゴキさんである。そう、排水溝には大量のゴキブリがいて、消毒液の散布で外に飛び出してきたのだった。しかも尋常な数ではなく、次から次へと湧き出て来て、な・ぜ・か店内に向かってくるではないか!ゴキブリ嫌いの友人は発狂寸前。バイオハザードという言葉が頭に浮かび、ゴキブリの店内侵入を防ぐべく、人類とゴキブリの戦いがいま始まる・・・
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台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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