台南カフェ起業日記(味噌汁にスプーン?麺類・汁物の食べ方)
提供しているカフェの定食は、メイン料理にサラダ、小皿料理、味噌汁に小デザートと使っている容器が多いので、おぼんに全部乗せて各お客さんへ提供している。食べかすやこぼしたときもおぼんの上なので、掃除も楽で下げるときも便利。お一人様ひとつのおぼんスタイルはおすすめである。
おぼんの上にはお皿のほか、メインのお箸に小デザート用の小スプーンが付いている。初期の頃はこのスタイルで提供していたが、しばらく経って大スプーンがほしいというお客さんが多いことに気付く。何に使うんだろうと不思議に思って聞いてみると、なるほど味噌汁用に使うスプーンなのだった。台湾では汁物を飲むときはお椀に直接口をつけず、スプーンで飲む方が少なくない。カレー用に準備していたスプーンは、味噌汁用のスプーンになってしまった。
日替わり定食でナポリタンや焼きそばを提供したときも、スプーンが欲しいと言われることが多かった。麺類をスプーンで食べる方法は、スプーンの上でくるくる麺類をまとめて口の中に放り込んでいる。まるでパスタを食べるときのようなやり方だ。ラーメンやうどんを食べるときも同じで、レンゲの上でみんなくるくると巻いている。汁物や麺類を食べるときはスプーンもしくはレンゲが必須アイテムなのだ。うちの大スプーンは木製でちょっと小さいので、スプーン上でまとめづらそうで申し訳ない。
日本人のように麺類を啜って食べるというのはあまり見かけず、啜って食べるのは気管に入るので危ない!と言われたことが何度かある。啜って食べるのが美味しいんだけどなー。
お客さんおひとりごとにに食器4種、お箸、大小スプーンとおぼんで、混雑時は洗い物が大混雑。食器洗い機が欲しいが、そんな余裕も置くスペースもなく、食器洗い場は常に洗い物が溜まっていくのであった。
恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その1
※次回は、○キブリ嫌いの方はご観覧に注意ください。
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台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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