台南カフェ起業日記99(お店経営で発見した文化の違い編・お店のレシートで宝くじ)
台湾のお店のレシートは宝くじになっている。レシートを発行しているお店での買い物は1元のレシートでも抽選を受けることができるのが嬉しい。レシートくじの抽選は2ヶ月に一回あり、一番下の当選金額は200元、最大当選額は1000万元となっている。レシートくじの当選率は0.5%前後の確率なので、200枚に一枚くらいの確率で当たる。毎日買い物をしていれば、1家庭で一ヶ月あたりのレシートは150枚そこそこの量になるわけで、当選率は低くはない。台湾で生活している人にとって、レシートくじは楽しみの一つになっている。
このレシートの発行は、法律で定められた条件に合致する個人商店は発行しなくて良い特例があるが、それを除くとレシートを発行しなくてはならない。レシートの発行のためには、手書きでの発行も可能だが効率が悪いのでレジを使う。このレジに会社の登録番号の入った印鑑をセットし、レシートを発行する。お客さんはお金を払ったら、レシートを持って帰ってレシートくじの抽選を受けることができるのだ。
お店のレジは中古で購入したものなので、少し古い。レシートは会計士から送ってもらっている台湾政府が発行しているレシートの用紙で、ロール状になっている。このセットがなかなかうまくいかず、レシートがなくなってから新しい用紙をセットするまで10分ほどかかってしまう。そのときは手書きで対応したりするのだが、そんなときに限ってレシートくじの抽選を多く受けたいからと、精算を分けてしてくれと頼まれることもあり、ちょっとめんどくさかったりするのだ。
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台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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