台南カフェ起業日記(お客さんも業者も遅刻な日常)
台湾では時間の概念が異なるのか、遅刻する方が多いイメージ。友人との待ち合わせでは時間に遅れてくることはしょっちゅうだし、うちのお店でも予約の時間どおりに来ないお客さんも少なくない。レストラン側は対策として、予約時間に10分遅れたら取り消しになるというお店も多く、遅刻してくる人が多いんだろうなと思う。
うちのお店でもこの10分間確保ルールを予約時に伝えているが、それでも来ない場合はお客さんに電話をし、ご来店の意思の確認をする。たいていは、「もうちょっと待ってね」とか「いま向かってるところ〜」、「友人がまだ来ない」などゆるゆるである。まぁ30分遅れくらいは仕方ない、と予約殺到のお店でもないので柔軟に対応をすることにしている。
これが業者さんの場合は、営業にも影響が出てしまうこともある。オープン当初は近所の朝市の八百屋さんに配達をお願いしていたが、時間どおり来ないし忘れていることもあったりで非常に困る。しかも野菜の価格も届いてからわかるので利益も減ることが多い。なので、オープン後3ヶ月目くらいから野菜は自分で朝市に行って調達することにした。
野菜よりも困るのが肉類の配達が遅れるとき。よく遅れるのは鶏肉業者さん。前日食材がなくなってしまったとき、いつもの配達は9時位に届けてくれるのだが、ランチの営業時間を終えて13時くらいにやっと来ることも多々ある。電話で11時までには届けてね、と伝えていたが間に合わなかったようだ。忙しいときは仕方がないのかもしれないと諦めないといけない。かといって多めに注文すると鮮度も落ちるし、冷凍にはしたくないので発注の加減は実に難しい。
次回、突然の断水で営業不可
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台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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