【月一コラム みんなの台南生活】(24)私たちの台湾生活15/36

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【月一コラム みんなの台南生活】(24)私たちの台湾生活15/36
文/稲積響太・ひかる

まず表題の15/36について説明させてください。これは私たちの台湾生活3年間(36ヶ月)のうち、15ヶ月が経過したことを表しています。

2023年4月、私たちの3年間がスタートしました。赴任期間が確定していたため、まず私たちは日本へ帰るまでに台湾で達成したいことをリストアップしました。
(これらの情報は『るるぶ』、『地球の歩き方 台南』、『台湾のトリセツ』、同僚からの情報等を参考にしました。)

下記がそのリストです。
※達成の程度は一旦考えず…。とりあえず“経験できたら完了”として、レ点を入れています。

写真1:今まで集めた台湾グッズの一部
写真2:台北101の年越しカウントダウンの花火
写真3:屏東獅子郷にある里龍山を登山中
写真4:友人に誘われ参加した安定蘇厝長興宮のお祭り・燒王船の様子

リスト上は順調にこなせているように見えます。しかし…例えばマンゴーと言っても、愛文、金煌、土、鳥香…、パイナップルも金鑽、黄金、蜜香、牛奶…と台湾ではかなりの種類がありますよね?

全種類制覇!とまでは言いませんが、メインどころを一通り網羅するまでは、達成したと胸を張って言えないのではないでしょうか? そう考えるとリストのほとんどのレ点は無くなってしまうような気がします…笑

実際に生活してみるまで、そういった台湾の奥深さを全く知りませんでした。特にいま住んでいる台南は、情緒溢れる老的(趣のある懐かしい古さ)と、新的が混じり合っており、出かけるたびに常に新しい発見があります。

気になったことをリストに追加し続けたら、もはやこなし切れません…。そのくらい魅力が濃縮されている土地だと実感しています。それに気づけた私たちは、ようやく台湾初心者と名乗ってもいいくらいにはなれたかな???と最近思います。

私たちが五感で感じた、ガイドブックに無い私たちオリジナルの台湾と台南を、いつか誰かに紹介していけるよう、残り21/36、悔いの残らないよう引き続き台湾で過ごしていきます。

そして36/36に達した時、改めてこの3年間良かった~と振り返れるような生活を続けて行けたらと思います。

写真5:台南でよく見かけるプルメリアの花
甘い香りでとても癒される
また木によって花の色に個性があり、見ていて楽しい

文/稲積響太(いなづみ きょうた)・ひかる
2023年3月まで滋賀県の企業で勤務。2023年4月より3年任期の現法駐在員として、夫婦で一緒に台南へ移住してきました。今回のコラムは二人一緒に作成しました。先日、あっという間でしたが1年が経過しました。だいぶ生活にも慣れ、食や観光など台湾・台南生活を満喫中。残り任期の1年と9ヶ月、仕事も台湾生活も全力で満喫する所存です。

台南市日本人協会のバスツアーでの一枚。パイナップル畑にて

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