【月一コラム みんなの台南生活】(20)南台湾ダイビング

台南市日本人協会の会員より、毎月1回、台南生活コラムをお送りいたします。

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【月一コラム みんなの台南生活】(20)南台湾ダイビング
文/中西功一

台湾の南部地域が世界に誇れるものの一つに、暖かい海をあげることができると思います。美しくどこまでも広がるようなサンゴ礁の海で色とりどりの魚たちに囲まれながらの海中散歩。南台湾でのダイビングでは、とても素晴らしい体験ができます。私もすっかり魅了された一人です。

台南からおよそ南へ150キロのところに墾丁國家公園があり、ここは台湾でもマリンスポーツを楽しむ人たちが多く集まる人気スポットです。私は台湾へ来てから、縁あってダイビングをするようになりました。ライセンスを取ってからは、ほとんどこの墾丁國家公園へ潜りに来ています。

墾丁國家公園には数か所の有名なダイビングスポットがあります。よく行く場所は、後壁湖と呼ばれる地域にある「出水口」、「ソフトコーラル」、そして「合界」というポイントです。海に入ると直ぐに様々な形の美しいサンゴが海底いっぱいに広がります。そしてそこには種類豊富なたくさんの熱帯魚を見ることができます。ディズニー映画で有名なクマノミやナンヨウハギもたくさん見ることができます。潜るたびに見られる海の生物は違うことが多いのですが、ウミガメやタイワンカマスの群れを見られることが多いです。のんびりと泳ぐ大きなフグや魚そっくりに擬態する紋甲イカ、砂から顔を出すチンアナゴ、海底の壁を這って歩くように移動するミノカサゴ、彩色豊かで可愛らしいウミウシを撮影したり観察したりするのは楽しいです。

上級者のライセンスを所得すると船からのダイビングも楽しめるようになります。岸からのダイビングと船からのダイビングとでは、観察できる生き物も変わってきますから、潜る楽しさもグンと増えます。最近は岸からのダイビングが多かったので、近いうちに船からのダイビングもしたいと思っています。

しかし、仮にライセンスがなくても、体験ダイビングという形で、インストラクターと一緒に潜水用の装備を身に着けて海に潜ることもできます。もう数年前のことになるのですが、手ぶらできた初心者の人たちと一緒に潜った際の費用は、インストラクターの費用、空気タンクと装備のレンタル料など合わせて3000台湾元程度でした。ダイビングショップごとに料金は違うと思いますので、予め確認が必要です。

私が潜りに行くときは、毎回インストラクターにガイドをお願いしていますが、いつも天気に左右されます。結局一度も潜れずに帰るということも何度も経験したことがあります。天候的にこの地域では、暖かくなり始める2月から台風がまだ来ない5月ごろまでがスケジュールを組むのに最良かもしれません。仮に潜れなくても、墾丁國家公園の近くには、国立海洋生物博物館、台湾最南端の灯台であるガランビ(鵝鑾鼻)灯台や、墾丁大街夜市など見るところも少なくありません。また、近くに四重渓温泉という温泉地で骨休めすることもできます。

危険も伴うダイビングですが、美しいサンゴ礁でのダイビングは誰にとってもとても特別な思い出になると思います。

文/中西功一(なかにし こういち)
台南市にある中信金融管理学院の通識教育センターで働いています。大学及び付属の中学、高校で、また屛東北部の屛北社区大学、屛東加工区などで日本語を教えています。

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