台中でのお仕事開始から四ヶ月目、初の日本出張が決まる。
今回は日本入国までのお話。台湾の居留証を持ち、日本のパスポートで出入国時にちょっとした優越感。
前回の話はこちら↓
台湾現地就職日記(台湾出国と日本入国)
同僚から大量のお土産を頼まれ気を重くして迎えた日本出張出発日、早朝に台中の新幹線駅で出張者4人が集合し新幹線で桃園空港へ向かう。上司も部長もなんだかいつもの厳しい表情はどこへやら、日本へ行けることで浮かれている様子がありありとわかる。道中仕事の話は全く出てこず、わいわいと晩ごはんのことや買い物の話ばかりしている。私も含めみんな日本に行けるのが嬉しいようだ。
桃園空港へ到着しチェックインを済ませ、出国審査ゲートへ。私は春節前に念願の居留証(ARC)を手に入れていたので、観光客向けではなく本国籍・居留者向けのゲートへ進む。初めてこのゲートから出国でき、観光客用の長い列にも並ばなくていいのでなんだか嬉しい。
営業部長は年間かなりの海外出張があり、マイルが溜まっているのかスカイチームだかグループだかのVIPで、エコノミーから無料でビジネスにグレードアップ。年間どれだけ乗ったらそんな待遇受けれるんだろう?なんと同行者一人もグレードアップができるようで、上司もビジネスに変更となる。羨ましい。
搭乗前にはいつものように免税店を徘徊し、訪問予定の顧客用のお土産をいくつか購入する。いつも日本での営業先回りの際は、無難にパイナップルケーキを渡していたみたいなので、芋頭酥や芒果乾のようなお土産をチョイスしてみる。芋頭酥はタロイモペーストの餡をパイ生地で包んだもので、お土産で渡すと喜ばれるので私もよく買う人気のお土産だ。そんなこんなで搭乗の時間になり、機内へ乗り込み昼寝をする。
日本に到着後、入国審査ゲートへ向かう。外国人用審査所はいつも通り気が遠くなるような長蛇の列だ。私は日本のパスポートなので、さくっと審査を終えて手荷物受取へ向かう。手荷物のピックアップを終えるが、台湾人のみなさんは一時間半後にやっと手荷物受取の場所に現れ、ちょっとだけ優越感を味わうのだった。
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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