台湾現地就職日記37(日台の職場文化の違いその9・春節の過ごし方〜外国人の場合〜)

台湾現地法人に1年間ですが就職していました。
今回は春節休みの外国人の過ごし方。家族のいない外国人にとって春節は暇すぎてツラい。

前回の話はこちら↓

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台湾現地就職日記(春節の過ごし方〜外国人の場合〜)

台湾の企業に入って3ヶ月ちょっとが経過し、正式採用になったところで春節(旧正月)休みになった。春節休みは毎年7−10日間ほどあり、台湾の会社員にとって唯一の大型連休。会社員にとって連休は嬉しいはずだが、台湾に家族のいない外国人にとってはそうでもない。そう、やることがないのである。

その上、チェーン店を除きほとんどのお店も春節休みとなる。私が住んでいるのは台中の工業地帯だったので、近隣にある食事を提供しているお店は春節の期間すべてクローズ!ローカルなコンビニまで営業をせず休暇を決め込むという体たらくっぷりで、真面目に食べるものがない。バスで10分ほどかけてスーパーに買い出しに行く。実に不便だ。

では旅行に行ったらどうかと思うが、海外旅行は航空券がLCCでも普段の3−4倍の価格で予約も埋まっている。国内旅行も新幹線・台湾鉄道ともに春節の期間は満席で予約できない。みんな実家に帰ったり、親戚に会いに行ったりするので早めに予約しているらしい。あまりにやることがないので、やけくそになって徒歩もしくは自転車で台湾一周してやろうかと考えたが、時間が足りないので諦める。

結局、最近台湾で免許を取得して買った中古のボロボロバイクで、台中付近を走り回ることに。近所の観光地を巡ったりちょっと遠出を試みるが、観光地でも営業しているお店が少なく、泣く泣く自宅のある工業地帯に戻り過ごす。とても静かだ。

春節休みの間は、スーパーで買いだめした食パンをかじってカップ麺をすすり、春節が早く終わらないかなーと天を仰ぐ。初春節を経験した外国人は来年、意地でも帰国しようと決意するのだった。

次回、春節連休明けのオフィス

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