台中で仕事をしていたときの就職日記。
前回から日本出張編。買い物代行を安易に受けると大変なことになるというお話。
前回の話はこちら↓
台湾現地就職日記(そんなに持てないよ!買い物代行受付)
台湾企業に入社して4ヶ月目、日本出張することになった。入社前の面接時には日本出張することはあると聞いていたが、いよいよその時がやってきたのだ。初参加の展示会なので緊張感よりも、食べたい物や買いたい物のことばかり考えて緊張感がない。なんといっても無料で日本に一時帰国できるのが最高に嬉しい。自由時間が少ないのが少し残念だが、近くに住んでいる友人と会って飲みにでも行こうかなと遠足気分。仕事を舐めている新入社員である。
出張前日の出勤のとき、なんか日本で買ってきてほしいものあれば教えてねー、と軽い気持ちでLINEグループにて発言すると、同期をはじめ会社の人から日本で買ってきてほしいものリストがどわーっとLINEで送られてくる。おいおい容赦ないなと後悔するも、あれよあれよとメッセージが届き、ついには代行の商品数が30以上になる。やばい、これだけで小スーツケースが埋まりそうだ!
これはまずいと受付を強引に打ち切り、カップ麺やスナック類などかさばるものは一人ひとり連絡して丁重にお断りする。買い物代行のほとんどは栄養剤や風邪薬・胃薬で、多い一人で風邪薬8瓶の注文もあり、そんなに風邪薬飲むか?!と聞いてみると親戚の分も購入するんだとか。せめて5瓶にしてくれ。受付を打ち切ってもお構いなしにまだLINEで依頼が来るので、しばらく未読スルーを決め込むことにした。
最終的に5万円分ほどの買い物代行になり、貴重で少ない自由時間が買い物代行のためなくなりそう。自スーツケースの空き状況次第では分のお土産も買えそうになく、買い物代行を引き受けたことに激しく後悔し、次回から手数料を取ろうと決意するのであった。
次回、日本出張編その3・台湾出国と日本入国
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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