台湾でも新型コロナウイルスの感染者が増えています。ご自身や身近な人が新型コロナウイルスに感染されたり、お子さんをお持ちの家庭で、親が感染して、離れ離れになってしまうと、精神的な負担もより一層増えるかと思います。言葉が通じない、文化が違う場所だとそのストレスは日本にいるときよりも大きなものとなるかもしれません。台南市日本人協会ではボランティアでその受け皿にもなっていますので、何かお手伝いが必要でしたらどうぞご連絡ください。
今年に入ってから4月末までの陽性患者さん63,006人のうち、中重症患者さんは合わせて0.3%と極めて少ない割合ですが、私が勤めている奇美病院でも、一般病棟やICUにて治療を行っています。
無症状、軽症者で自宅療養中のコロナ陽性患者さんに対しても、毎日健康状況を把握し、症状があればオンライン診療でお薬を処方、後日お渡し、ということをやっています。私も病棟業務の合間、オフのときに、自宅療養中の日本人陽性患者さんに直接お電話し、健康状況の確認を行っています。
濃厚接触者については以上のフローチャートを参考にしていただき、発熱や咳などの症状があるかどうか、抗原検査やPCR検査で陽性反応がないか等をご確認ください。
早稲田大学&大学院で医療人類学修了、姉妹校の高雄医学大学医学部編入、医師免許取得後、台南の医学センターで研修を終え、消化器内科フェロー、チーフレジデント。台南出身の妻と娘の三人暮らし。早大時ヒマラヤ未踏峰初登頂(6,650m)を果たすが、登山パートナーの死を契機に医学の道へ。日本の鍼灸国家資格も取得済で東西の医療に通じた総合診療、消化器内科医を目指す。
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