台湾のコロナ市中感染者数は増加傾向にあり、本日(4月9日)発表された患者数は、今年に入って最多となりました。
衛福部から発表されたコロナ対策ガイドライン(4月8日)によれば、もし一日1500人以上の感染者がでた場合、コロナ在宅ケアを実施するとの発表がありました。
この在宅ケア条件に適合するのは
①コロナ感染患者さんと同居者ともに65才未満、妊娠や透析なし
②患者さんは一人一室の隔離で、同居者はコロナ陰性で4人まで
③無症状あるいは軽症 となっています。
もし浴室・トイレが分離されてない場合は、ユニットバス使用時は必ずマスクを着用、また、毎回のアルコール消毒などが推奨されています。
隔離満期後、患者さんは一週間の自主健康管理、同居人も強化版自主健康管理が求められ、自宅用コロナ検査キットで陰性、またPCRのCt値が30以上など、と隔離解除条件も決められています。
唾液や鼻咽頭検査についても、公式動画で紹介されていますので、衛福部のホームページを随時確認してください。
引用:指揮中心公布「COVID-19確診個案居家照護管理指引」,請符合資格民眾配合落實相關事項
早稲田大学&大学院で医療人類学修了、姉妹校の高雄医学大学医学部編入、医師免許取得後、台南の医学センターで研修を終え、消化器内科フェロー、チーフレジデント。台南出身の妻と娘の三人暮らし。早大時ヒマラヤ未踏峰初登頂(6,650m)を果たすが、登山パートナーの死を契機に医学の道へ。日本の鍼灸国家資格も取得済で東西の医療に通じた総合診療、消化器内科医を目指す。
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