多職種参加型チーム医療

目次

院内会議

台湾では7月末に防疫レベルが3級から2級に引き下げされたことに伴い、病院内での会議も対面で進められるようになりました(室内50人以内、マスク着用)。オンラインだけでなく、実際に会って話し合える選択肢が増えたことは臨床、教育や研究といった各方面でより良い相乗効果が生まれそうです。

上の写真(前年度撮影)は多職種による退院支援の様子で、医師、薬剤師、看護師、栄養士、理学療法士やスピリチュアルカウンセラーと一緒に、一人の患者さんの身体、心理、社会やスピリチュアルな要因を包括的に捉え、入院中の治療や退院後どのような援助ができるのか等を話し合っています。

もし患者さんが退院後に在宅医療を受ける場合、台湾ではS1訪問診療、S2訪問看護+訪問診療、S3終末期医療と疾病度別に分類され、診療が行われます。S1は医師、看護師による”訪問診療”が主で、S2は経鼻管や尿道カテーテルなどのチューブをつけた患者さんが多くを占めるため、訪問看護師が中心となって定期的にチューブを交換するお手伝いをします。S3は終末期治療の資格を持った医療者が在宅での看取りを含めた緩和ケアを行います。訪問頻度については患者さんの病状により様々ですが、一回目の在宅医療は退院から一週間以内に行われるのが原則で、病態が不穏であれば毎日行くことも可能です。チューブ交換は一ヶ月に一回、病状が安定していればまとめて3ヶ月分薬を出すこともあります。

日本から学ぶ在宅医療

台湾の超高齢社会に対する危機感から(前回コラム参照)、日本の高齢者医療を学ぼうという機運は高まっており、幸い私の働いている病院では毎年日本の医療者と国際会議(コロナ後はオンライン)を通じて、日本の在宅医療を教えて頂いています。昨日(8/13)、日本全国のコロナ新規感染者数が初めて2万人を超え、自宅療養者が急増傾向にあり、台南に住む友人も日本の状況を心配しています。台湾ではあまり直面していない、在宅隔離における安全管理や重症者支援なども多職種と一緒に勉強していきたいと思います。

(照片由奇美醫院整合醫療中心蔡岡廷主任提供)

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次