台湾の企業で働くのは経験のためで、ずっと在籍することは考えていなかった。
居心地の良い会社だが、将来のため退職を決意する。
前回の話はこちら↓
台湾現地就職日記(気になる労働契約書)
離職を思い立った日、入社時にサインした労働契約書を探す。契約書の内容を確かめて安心したい。台湾の労働法について詳しくないので、自己都合による退職は断固認められず、抗うと違約金を科せられたり、労働法を守らない無法者として裁判にかけられ、犯罪者になって台湾から永久追放、なんてことになったらどうしよう(そんな訳無い)。
狭いアパート内を探しまわり、大事な書類を入れている引き出しから見つけ出す。内容をよくよく確かめてみると契約期間は2年、と書いている。この2年以内に辞めると違約金のようなものがあるのかもしれない。そのような規定は書いていないのでどうにもわからない。
ネット上で関係する情報を収集してみるが、日本語で台湾の労働契約に関する情報を発信しているサイトはなく、中国語で探すことになる。台湾の2チャンネル的な掲示板サイトの「PTT」で関係情報を探してみる。PTTは掲示板サイトなので、難しい言葉はあまり使われていないのでわかりやすい。
そういえば、台湾の同僚は短期間で辞める人も多いし、以前いた南米系の営業スタッフもすぐに離職していた。冷静になって考えてみると何も問題がないような気がしてきた。どのような処置になるか考えながら、いつ部長に伝えるか悩むのであった。
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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