台中で現地法人に就職していたころの話を掲載しています。
中国語はおろか英語もままならないアラサーは、試用期間をどう乗り越えるのか?
前回の話はこちら↓
台湾現地就職日記(ミーティングでの中国語)
入社した台中の会社での新人教育2日目の朝、昨晩は早々と眠りについたので午前6時に目が覚める。
たっぷり睡眠を取ったので頭がとても冴えている。身支度を整え、朝ごはんのお店でゆっくりモーニングのコーヒーをすすりながら、お店に置いてある新聞を読む。何を書いているのかよくわからない中国語の新聞を眺めながら、「うむ」と頷きトーストをかじる。企業戦士、という言葉が頭に浮かぶが、まだ新人教育を受けて2日目のペーペーなのである。
勤務開始2日目、朝一で営業部全員が会議室に移動。どうやら営業部全体で毎週定期ミーティングがあるようだ。始業前の小テスト勉強を切り上げ、バタバタと筆記用具に電子辞書を準備し会議に出席。まず全体に新人として入社した挨拶をする。頑張って中国語で自己紹介をするが、通じていない気がしないでもない。会社での自己紹介を練習してくれば良かったと後悔する。
営業部全員の簡単な自己紹介をしてもらったあと、ミーティングが始まる。部長が業績やクレームなどの問題を話している・・・んだと思うが、99%何を言っているのかわからない。これはとてもマズい。中国語について自分が話す能力が低いのは自覚しているが、聞き取りには自信があったのでとても焦る。話している内容を必死にカタカナでメモを取るが、話すスピードが早すぎる!途中から頭が真っ白になりペンが止まり、嫌な汗が背中を流れる。
ビジネスで使う中国語は、こんなにわからないものなのか・・・。今後このミーティング内容がすべて理解できる日が来るのか?と、とても不安になるのであった。
次回、新人教育終了
バックナンバー↓台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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