我が子の夜中の寝言が止まりません。万年寝不足の吉川です。
本日の寝言は「テチテチテチ・・・」でした。
さて、今回は「子どものパスポート編」です。なんだかはっきりした話題でウキウキしてきました。
我が子は日本人の母、台湾人の父から生まれた、まごうことなき台湾産です。この場合の日本のパスポート取得を勝手にレポートしたいと思います。
まずパスポートは、高雄の日本台湾交流協会へ行き、そちらで申請受け取りとなります。
申請についての書類は自宅でPC打ち込みし、プリントアウトできます。現地で用紙を貰い受け、書き込みもできるそうですが、時間短縮をお考えならプリントアウトがいいと思います。
そしてその申請書、日本の戸籍謄本とパスポート用の顔写真。法定代理人(父母)の身分証明書(パスポート)など
このセットを片手に握りしめて現地へGO!でございます。
と、ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが。
そう。台南では常時手続きはできないのです。
ですから、まず手始めに怪獣もびっくりの我が子にバナナで餌付けし、ベビーカーにのせ、マスクをつけては外され、つけては外されの無限ループに対応し、理由なきギャン泣きに対応しながら高雄の日台交流協会へ足をはこ・・・という手順を踏みそうですが、「そんなことできなーい!」とこの時点で号泣され、挫折しそうな方には
台南への「領事出張サービス」というのがございます。
そう。領事出張サービス。領事が出張してサービスしてくれるのです。
台南から高雄まではちょっとした旅行並みの距離ですので、申請の場合はともかく受け取りの際に怪獣・・・子どもを連れて高雄まではきびしいという方に朗報なのです。
領事出張サービスは1ヶ月に1回行われているようでして、(知りませんでした)そちらで子どものパスポート申請をさせていただきました。
以前は安平の移民署だったようですが、最近は台南市美術館2号館の近くになりました。そちらでサービスを受けることができます。
ああよかった。申請書はダウンロード打ち込みできるし、戸籍も日本から送ってもらおう。
と、思うのも束の間。
「顔写真」
問題は顔写真なのです。
小さな子どもの写真を撮ったことがある方はご存知かと思われますが、そう。カメラを向けた瞬間瞬間移動かと思うぐらい動くのが子ども。
映った君の残像がすごいよ。というのが子どもでございます。
「止まれ!」と言っても止まらないのが子どもなのでございます。
自分で撮るなど無謀すぎるので近所の写真館で撮ってもらうことに。事前に1歳半の怪獣が行きますよと伝え、OKが出たのでそちらへ寄せていただくことに。
撮影当日。
我が子ギャン泣き。からの床で暴れ。からの何故かカメラマンのカバンの中身を漁ろうとする始末。
カメラマン様。すみません。本当。
ベビーせんべいでなんとか怪獣の気を逸らし、怪獣コンロトールしていました。しかし・・・
通常の写真ではなく、パスポートの写真なのです。
パスポートの写真は規定がかなり厳しく、新生児の場合は耳が出ていることが不可欠だったり、眉毛に髪がかかっている場合は申請できないなど、色々あるのです。そんな厳しい規定を怪獣は乗り越えることができるのか。
前髪とか横の髪の毛全部切っちゃえばよかった・・・。と思ったのですが後悔先に立たず。
何度も何度も撮り直し。
からの大泣き、大暴れ・・・。泣きたいのはこっちだよトホホ。
泣くと写真に涙と涎が映るので本当に大変でした。
顔をぬぐい、写真をとり、大泣き。また、顔をぬぐう。という無限ループへ突入。
カメラマン様。何度もすみません。
「あーだめっすね。」を繰り返しやっと取れた奇跡の一枚(さすがプロ)をゲットいたしました。ありがとうカメラマン様。
それから領事出張サービス日、我が子を保育園へ送ってから移民署へ伺いました。申請手続きはすんなりできましたのでよかったです。事前に用意した書類を出し、双方で確認し、終わりです。
はあ・・・終わった。
終わったら、もう自分へのご褒美だ。(写真館でのことを思い出す。)
1ヶ月50元ずつ貯めたお小遣いで、三越へひるごはんを食べに行こう・・・。
1ヶ月50元ずつ貯めたお小遣いで、三越のいいもの食べに行こう・・・。
などと思っていると領事から
「あ、受け取りはご本人様も同伴でお願いしますね。」
ご本人様も。
来月が楽しみです。グズっ(;ゞ;)

謎の関西弁ポテト好き台湾人と結婚のち、台南へ移住。日本では日本語教師として関西圏で勤務。台南でも日本語教師、日本語教師向けのセミナー講師としてあらゆる年齢層に教えている。
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