コロナウイルス検査について

連日の報道にあるように、台湾では市中感染の広がりを受けて様々な憶測と情報が流れています。
昨日は1日で180人以上の陽性感染者がでて、台北と新北市は防疫レベルを3まで引き上げました。
検査を増やして他に市中感染者がいないか特定して、更なる広がりを防いだほうがいいのでは?という議論については、台湾では去年の4月から説明がされています(図:中央流行疫情指揮中心)。
2020年4月27日の有病率(prevalence;盛行率)は18/10000でしたので、敏感度(sensitivity)が75%と特異度(specificity)が99%の迅速スクリーニングテスト(rapid screening test:快篩)ではこの検査で陽性とでても、実際に感染している確率は14/114で、偽陽性は100/114となり、有病率が低いなかで普篩(normal regular screening)をしてもあまり効果がないという説明がなされていました。
では今の市中感染の広がりを受けて、検査をしていないのか?という問いに対してお答えすると、今まで入院患者さんにおいては発熱、呼吸器症状や胸部X線など複数の手がかりをもとに検査をしていました。それが市中感染の広がりを受けて、私の働く病院の入院患者さんだと、発熱一つの症状だけでPCR検査を受けるように方針が変わりました。今後有病率なども改めて計算されるでしょう。台南の病院では自費による検査も受付けています。病院のwebサイト、日本語版も随時更新される予定です。最新情報をもとに慌てず平常心で団結して乗り切りましょう。

成功大学 https://www.hosp.ncku.edu.tw/nckm/NewsShow.aspx?Cond=10652&Type=4&ContentPage=33
奇美病院 http://www.chimei.org.tw/newindex/2019-nCoV/2019-nCov.html

圖片/中央流行疫情指揮中心提供

コロナウイルス検査について” に対して1件のコメントがあります。

  1. 福田雄介 より:

    これを機会に疑問に思ったことを質問したいのですが、、

    快篩というのは、いわゆるPCR検査と言われるものですか?

    これほど偽陽性が多いとなると、確実に感染している、というのはどのようなエビデンスに基づいて判断するのでしょうか?

    現在台湾で発表されている感染者数についても偽陽性であり、過大に見られているという可能性はありますか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA