8日、筆者(大洞)は台南市衛生局にて、AZ(アストラゼネカ)社製ワクチンの最初の接種をしてきました。黄偉哲台南市長はかねてから台南在住の日本人にも優先的に接種の機会を設けることを公表されていて、さらに今月に入ってから、中央感染症指揮センターの陳時中指揮官も次のように発言されました。
「このたび日本政府から、四度目となるワクチンをご寄贈いただきました。台湾に対して贈られたものであることから、現在のところ大勢の在台日本人の方が接種を遠慮しておられますが、今回のワクチンは、特に日本人の方々に接種していただくよう、関連機関と協力して取り計らいます」
このため筆者もその枠に向けて申し込み、接種の機会をいただいた次第です。熱いなか防護服に身を包んで働いておられる医療者の方々にはあらためて頭が下がりました。
なお台南在住、または台南に勤務・就学している日本人でAZワクチン接種をご希望の方は、こちらの専用回線にお申し込みください。
台南市政府衛生局(06)267-9751(#305吳小姐/#309蘇小姐)
↓
(9月14日 追記)台南市政府衛生局によると9月9日以降、日本人の接種は交流協会が管理することになりました。以後は交流協会高雄事務所にお問い合わせください。
https://www.koryu.or.jp/about/kaohsiung/
(だいどうあつし) 作家、翻訳家、三線弾き。1984年東京生まれ。「人がより自然に、シンプルに、活き活きと暮らせる町」を求めて、2012年より台南在住。日本蕎麦屋「洞蕎麥」を5年間経営後、翻訳事務所「鶴恩翻譯社」を運営。日本語著書『台湾環島 南風のスケッチ』、中国語著書『遊步台南』、共著『旅する台湾 屏東』、翻訳小説『フォルモサに吹く風』『君の心に刻んだ名前』『台湾 和製マジョリカタイルの記憶』。
コメント