本日7月29日、本協会成立後初の対外活動として、台南市政府に黄偉哲市長を表敬訪問いたしました。
初めに普段は非公開となっている国際展示室を参観させていただき、国際関係科・陳宜君科長の親切なご案内の下、日本を初め世界各国の各都市から寄贈された貴重な工芸品や特産品の数々を拝見しました。
黄市長との会見の席では、葉澤山文化局長、蘇恩恩新聞及国際関係処長も同席。黄市長は「ありがとう」という文字と日本と台湾の国旗がプリントされたマスクをつけてお見えになりました。
市長は本協会が台南市立図書館に日本語の絵本50冊を寄贈したことに感謝の言葉を口にされ、また台南に住む日本人がより楽しく充実した暮らしを送れるようになるため、ならびに日台交流の促進のために、本協会に対して大きな期待を寄せていると仰いました。
続いて野崎理事長からのあいさつでは、先日黄市長が「日本人の市民にワクチンを優先接種する」と発表なさり、台南在住の日本人に大きな安心感を与えて下さったことや、紓困補助の対象を永久居留証所持者にも広げるよう中央政府へ働きかけて下さったことに対して、感謝を述べられました。
また協会からの要望として、日本語教育が充実した小中学校の設置、市内の日系企業や大学に本協会をご紹介いただくこと、および台南市のイベント情報の提供という三点を申し上げ、市長からも、できるだけ前向きに検討するとのお返事をいただきました。
最後に市政府からのお土産として、交趾焼の「劍獅」やマンゴーの絵本が贈呈され、訪問者一人一人にもドライマンゴー、ドライパイナップル、扇子、雑誌などが手渡されました。
黄市長はじめ、暖かくお迎え下さった台南市政府の皆様、誠にありがとうございました!今後ともよろしくお願い申し上げます。
※写真の一部は台南市政府提供
台湾の新聞はこちら→https://www.ettoday.net/news/20210729/2043223.htm
(だいどうあつし) 作家、翻訳家、三線弾き。1984年東京生まれ。「人がより自然に、シンプルに、活き活きと暮らせる町」を求めて、2012年より台南在住。日本蕎麦屋「洞蕎麥」を5年間経営後、翻訳事務所「鶴恩翻譯社」を運営。日本語著書『台湾環島 南風のスケッチ』、中国語著書『遊步台南』、共著『旅する台湾 屏東』、翻訳小説『フォルモサに吹く風』『君の心に刻んだ名前』『台湾 和製マジョリカタイルの記憶』。
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