
半年に一度開催しております日帰りバスツアー、第五回目となる今回は彰化県鹿港(ろっこう)を訪ねました。「一府二鹿三艋舺」と云われるように、清の時代、台南に次ぐ港町として繁栄を誇り、その後近代化の波にさらされるのを免れたがために今も往時の面影を色濃くとどめている町です。

美しい立体的な天井装飾・藻井(そうせい)で知られる龍山寺、海に出る人々の心のよりどころだった天后宮、地元の名物がところ狭しと並ぶ老街を散策し、午後は台湾玻璃(ガラス)館、彰化扇形車庫、興隆毛巾観光工場などの名所へ。彰化扇形車庫は1922年建造、台湾で唯一現存し、かつ現役で稼動しているターンテーブル式車両基地であり、無料で一般開放されています。地表から見上げるように眺めても、三階建ての観覧台から俯瞰するように眺めても、迫力ある景観です。
次回の開催日と行程は、来年春ごろ告知いたします。どなた様もよいお年をお迎えください。



(だいどうあつし) 作家、翻訳家、三線弾き。1984年東京生まれ。「人がより自然に、シンプルに、活き活きと暮らせる町」を求めて、2012年より台南在住。日本蕎麦屋「洞蕎麥」を5年間経営後、翻訳事務所「鶴恩翻譯社」を運営。日本語著書『台湾環島 南風のスケッチ』、中国語著書『遊步台南』、共著『旅する台湾 屏東』、翻訳小説『フォルモサに吹く風』『君の心に刻んだ名前』『台湾 和製マジョリカタイルの記憶』。

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