
台南の人気観光地・安平エリアにある安平航海城。
ここは、かつての「橡欣樓(旧軍需工場)」をリノベーションして生まれ変わった大型文化観光施設で、17世紀の“大航海時代”をテーマに、海洋・貿易・異国文化を融合させたデザインが特徴です。
館内には「RMSタイタニック号の大広間」や「地中海の鐘楼」「愛琴海テラス」など、世界各地の航海を思わせるフォトジェニックな空間が点在。
4階の展望デッキからは安平港の海を一望でき、夕暮れ時の景色はまさに絶景。
歴史・文化・デザインを一度に楽しめる、台南の新名所です。
その安平航海城の3階にあるレストラン「帕芮林美食餐廳(Pachelin Buffet)」に行ってきました。ここは台南の名物料理を一度に堪能できる人気ビュッフェレストランです。料理の品数はそこまで多くないものの、台南地元の小吃(シャオチー)が一度に食べれるのでおすすめです。
さて、受付で料金をお支払いしてから、席までご案内してもらいました。


帕芮林美食餐廳のメニュー
おすすめのメニューはこちら:
- 關廟滷麵(関廟煮込み麺)
- 現沖牛肉湯(台南式牛肉スープ)
- 小卷米粉(イカ入りビーフン)
- 魚酥肉燥飯(魚そぼろご飯)
- 蝦仁飯(エビご飯)
- 素佛跳牆(精進版・仏跳牆スープ)
このほか、虱目魚粥や擔仔麵、滷味など、台南の味覚がずらりと並びます。
■ 惣菜・揚げ物・デザート
「熟食區(惣菜コーナー)」では炒青菜や滷豆干などの家庭料理が、「炸物區(揚げ物コーナー)」では人気の蝦捲(エビロール)や芋丸(タロイモ団子)が並び、食欲をそそります。
食後のデザートには、台南伝統の「四菓冰(スーグォビン)」がおすすめ。
紅豆、蜜餞、鳳梨などのトッピングを自分好みに組み合わせ、台湾らしいさっぱりとした甘味で締めくくれます。
台南で有名な『芳苑冰棒』のアイスバー(ココア、あずき、レモン、ピーナッツ)が食べ放題なのも嬉しかったです。

こちらのコーナーからオーダー形式で注文します。
すぐに出来立てが食べれるので嬉しいですね。
まず真っ先に取ったのは以下のラインナップ

まずは現沖牛肉湯(台南式牛肉スープ)。薄切りの牛肉に熱々のスープを注ぐオーソドックスなスタイルで、柔らかい肉の食感とあっさりした旨みが絶妙。付け合わせの調味料は自分で入れた生姜醤油が味を引き締めてくれます。続いて蝦仁飯(エビご飯)。ぷりっとしたエビの食感と、醤油の香ばしい風味がよく合い、上品な味わい。小ぶりながらも満足感がありました。
全て小皿なので、もちろん二回目注文に行きました。

2皿目では、担仔麵(ダンザイミェン)をチョイス。エビの風味が効いたスープに肉そぼろの甘辛さが加わり、台南らしい優しい味。一緒に取った魯肉飯(滷肉飯)も香り高く、肉そぼろの旨みがしっかりとご飯に染みています。魚鬆と肉燥のご飯もいただきました。どれも
サイドにはエビとイカの冷菜、キムチ、そして台湾定番の芋丸(タロイモ団子)。外はサクッと、中はほっくりと甘く、デザート代わりにもぴったりです。
その後牛肉スープを3回おかわりしたり、そのほかもたくさん食べてお腹いっぱいになりました。
最後に試したトマトの特製ソースがけ(番茄切盤)は、甘酸っぱい梅ソースがフレッシュなトマトに絶妙に合い、食後の口直しに最高でした。
■ そのほかの写真






台南観光と一緒に楽しむ一日コースにもおすすめ
「安平航海城」は、1階に展示スペースやお土産ショップ、人気ベーカリー「深緣焙煎」などがあり、食事後の散策にもぴったり。夕方には安平港の美しいサンセットが眺められ、食と観光の両方を満喫できる贅沢な一日が過ごせます。そのほか、2階・4階にもカフェがあり軽食も楽しめます。
安平航海城には期間限定で「巷仔Niau」の展示もいくつかありましたので、気になる方はぜひ行ってみてください!



【店舗情報】
帕芮林美食餐廳(Pachelin Buffet)
所在地:台南市安平區湖內一街99巷33號(安平航海城内三階)
営業時間:11:00〜20:00
電話:06-2218138
■ レストランの料金とシステム
・簡式(ライトプラン)398元/人
・全式(フルプラン)598元/人(団体で夜の予約のみ対応)
※時間120分制限、子供割引あり
※混雑するため、事前に予約することをおすすめします。

台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。

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