台南生活〜コロナ禍の思い出(月子編③)〜

つづき

眠りから覚める時、なぜ子どもはあんなに泣くのだろうか。朝も6時半ぐらいにきっちり泣きながら起きるので「人間アラーム」と父から呼ばれている。本日は保育園の先生と面談の予定なので緊張していますが、拙い中国語で頑張ろうと思います。吉川です。

月子中心の続きですが、食事以外のサービスにも触れていこうと思います。出産後は色々体調がおかしくなるので大変です。わたしの場合は一時的な高血圧があったので薬を飲んでいました。月子の看護師さんは毎日血圧を聞きに来られるので、その辺もきちんと管理していただいていました。毎日聞かれるのは「悪露(出産後に出血が1ヶ月から2ヶ月ぐらい続く)の具合」「血圧」「体温」です。毎日聞かれるのでその中国語は覚えてしまいました。そして、小児科の検診があれば、その結果を内線電話で連絡してくれます。「小児科の検診はOKでしたよー。」というような具合。

わたしは3週間後にはだいたい悪露も止まり、普段通り歩けるようになっていたので外出して歩いたりしていました。子どもの買い物に行ったり、自分の買い物に行ったりという感じでした。(うちに帰ったらできないので)

が、しかし、終わりかけだったはずの悪露がいきなりドバッと出てきたのです。前日、ママヨガに参加した私は、終了後下腹部に違和感がありました。なんか、腫れぼったいというか、痛くないけど少し重たい感じがあったのです。「終わりかけのものがこんなに出るなんておかしい!」と思ったわたしはまず携帯を握りしめて検索魔になりました。すると、

「悪露が再開するのは絶対良くない」

「悪露が詰まっているから手術」

「子宮内に異常がある」

「子宮復古不全」

とかなんとか書いてあるではありませんか。ビビった私は看護師ルームへGO。看護師さんは優しく天使のような笑顔で言いました。「産婦人科へ行ってみてください。」と。ですよね。出産した病院へGO。

主人に病院へ連れて行ってもらい、待合いで自分の番を待つ。産婦人科の検診などで訪れたことがある方はご存知かと思われますが、色んな科の検診を一通り経験してやはり慣れないのが「産婦人科」。昔、産婦人科の受診と違う科の受診を天秤にかけて考えてみたことがありましたが、どっちがマシかと言われると確実に後者かもしれない。

日本の病院と少しシステムが違って、台湾では大きい病院も直接受診することができます。日本は大きい病院は直接行って診察ができないので、まずクリニックで紹介状を書いてもらってから受診するというスタイルですね。そして初診料とか取られたり。(5000円だったかな。)

産婦人科(多分別の科も)は診察室が医師と看護師が一人ずつでセットになっています。だから診察室に入る時はその看護師さんに名前を呼ばれるわけですが、優しく診察室に導いてくれます。

そして私の番になりました。

医「うーん、残ってるなあ。」

私「へえ・・・。(ここで検索魔になった時の情報が頭をよぎる)」

医「薬出すから、様子見てー。」

私「は・・・ハィぃ。」

薬を処方されただけで済みました。よかった。薬を掴んでケアセンターへ戻った私は「手術じゃなくてよかった・・・」と命拾いした気持ちでいっぱいいっぱいでした。産前産後こんなに踏んだり蹴ったりだなんて・・・。とほほ。しかし、ここが台湾で良かった。ケアセンターにどれほど助けられたか。不安を抱えてモヤモヤするということはほぼなかったので、何かあれば毎日看護師さんや2週に一回の診察に来られた産婦人科の先生に相談することもできました。プロに相談すると、安心できる。

もし、日本で産んでいて、うちに一人(+赤ちゃん)だったら・・・。実家に帰ってもコロナ禍で産婦人科が閉まっていたら・・・。などなどと考えていました。この頃、コロナの影響で日本では一部の大きい病院の産婦人科だけが閉まったりしていたそうです。そこから溢れた妊婦さんでクリニックも予約が取りにくかったりと、妊婦さんはとても大変だったそうです。

ケアセンターの看護師さんに毎日相談できるし、気になることがあれば保険証を握りしめて直接大きい病院にも行ける。コロナの不安も日本よりはまだ程度が軽い(と私は感じた)のでノミの心臓の精神はこれ以上追い詰められることもありませんでした。

さて、我が子が「子どもせんべいの袋を開けろ」とやってきましたので、逃げようともいます。

コロナ禍休校も6月に入りました。長い・・・。

はっ!今日はイラストがないですね。

つづく

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