5月18日、会員大会ののち、伊藤佳代先生(歌手、国立中山大學西湾学院約聘助理教授)をお招きしての講演会「音楽×世界―ことばがつなぐ異文化への架け橋 世界とつながる台湾」を開催しました。

仏教徒の人々をメインターゲットとした音楽活動を長年展開しておられる伊藤先生が台湾の篤志家の方々とともにスリランカとブータンを訪れ、宗教と音楽による交流や慈善活動に参加されたご体験、そしてパラオというかつて日本の植民地だった島国に残る台湾との歴史的つながりなどについてのお話から、台湾が地理的に離れたこれらの国々とさまざまな形でつながりを持っていること、そしてそれをつなげあわせているものの一つに台湾の人々の無償の善意というものがあることを、うかがい知ることができました。
会員大会につきましては、あらためてご報告いたします。


(だいどうあつし) 作家、翻訳家、三線弾き。1984年東京生まれ。「人がより自然に、シンプルに、活き活きと暮らせる町」を求めて、2012年より台南在住。日本蕎麦屋「洞蕎麥」を5年間経営後、翻訳事務所「鶴恩翻譯社」を運営。日本語著書『台湾環島 南風のスケッチ』、中国語著書『遊步台南』、共著『旅する台湾 屏東』、翻訳小説『フォルモサに吹く風』『君の心に刻んだ名前』『台湾 和製マジョリカタイルの記憶』。
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