台南カフェ起業日記(どうする?!春節時期の営業)
不定期で台南でカフェを創業していたときの体験を連載しています。
カフェ創業から約一年が経過、そろそろ1月末で春節の時期になろうとしていた。春節の時期は会社員だったときは散々だった。台湾に家族もいないし航空券は高く、帰国するお金もない。かといって台湾国内旅行へ行ってもほとんどのお店が閉店と八方塞がり。泣く泣く近所で唯一開いているHi-Lifeのパンや弁当で飢えを凌ぎ、春節明けを待つ。こんな寂しい思い出しかない。
(以前の「台湾現地就職日記37・春節の過ごし方」はこちら)
お店を春節休みにしても、個人的に暇なのでどうしても営業がしたい。周りのお店がお休みなら、開店していればお客さんは来るのではないかと思う。なので、春節は休まず営業するぞ!と意気込み準備をすすめる。
やっとあの暇な春節から抜け出せると安堵していると、驚くべきことが明らかに。なんと、春節の時期のアルバイトのシフトは誰も○をしておらず出勤できないらしい!大学生はみんな実家に帰るんだとか。しかも10日前後の間帰省する学生が多く、最低でも7日間は全くアルバイトがいない状態。これではお店をオープンできない・・・。
やけくそになって店長2人でお店を開けてやろうかと考えたが、業者も春節2-3日は配送をしないようである。春節早々不確定要素も多いので、やはりここは休むしかないという結論に。ということで、めでたくこの年の春節も台湾で孤独を味わい寂しい春節を過ごし、春節の時期は、翌年こそ帰国をするぞと誓うのだった。
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台湾企業就職日記(全100話)はこちら
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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