台南カフェ起業日記113(台湾での経営で体験したあれこれ編・どうする?!春節時期の営業)

台南カフェ起業日記(どうする?!春節時期の営業)

不定期で台南でカフェを創業していたときの体験を連載しています。

カフェ創業から約一年が経過、そろそろ1月末で春節の時期になろうとしていた。春節の時期は会社員だったときは散々だった。台湾に家族もいないし航空券は高く、帰国するお金もない。かといって台湾国内旅行へ行ってもほとんどのお店が閉店と八方塞がり。泣く泣く近所で唯一開いているHi-Lifeのパンや弁当で飢えを凌ぎ、春節明けを待つ。こんな寂しい思い出しかない。

(以前の「台湾現地就職日記37・春節の過ごし方」はこちら

お店を春節休みにしても、個人的に暇なのでどうしても営業がしたい。周りのお店がお休みなら、開店していればお客さんは来るのではないかと思う。なので、春節は休まず営業するぞ!と意気込み準備をすすめる。

やっとあの暇な春節から抜け出せると安堵していると、驚くべきことが明らかに。なんと、春節の時期のアルバイトのシフトは誰も○をしておらず出勤できないらしい!大学生はみんな実家に帰るんだとか。しかも10日前後の間帰省する学生が多く、最低でも7日間は全くアルバイトがいない状態。これではお店をオープンできない・・・。

やけくそになって店長2人でお店を開けてやろうかと考えたが、業者も春節2-3日は配送をしないようである。春節早々不確定要素も多いので、やはりここは休むしかないという結論に。ということで、めでたくこの年の春節も台湾で孤独を味わい寂しい春節を過ごし、春節の時期は、翌年こそ帰国をするぞと誓うのだった。

次回、オープンから一年が経過、客足が遠のく

以前の記事はこちら

【お店経営で発見した文化の違い編】
71(台湾人受けしない食材)
72(台湾に売ってない無糖ヨーグルト)
73(台南の業務用スーパー)
74(雨の次の日は高騰!台湾の野菜事情)
75(サラダは食べない?台湾の食事事情)
76(値上がりし続けるお肉)
77(台湾と日本のマヨネーズ)
78(台湾のベジタリアン事情)
79(ハヤシライスは台南でウケるか?)
80(お店前がバイクで埋まる)
81(魚の名前がわからない)
82(夏に冷房壊れ蒸し蒸し地獄の店内)
83(衝撃!台南真夏の電気代)
84(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その1)
85(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その2)
86(大阪人なのでたこ焼きパーティをしてみる・その3)
87(無糖炭酸水が飲みたい!)
88(朝市にも売っていない紫蘇を栽培してみる)
89(台湾の雑誌に掲載される)
90(ご近所さんや常連さんからのもらいもの)
91(魅惑の黄昏市場!)
92(日本人の貸し切りパーティ)
93(カフェ店長の休日の過ごし方)
94(猫舌が多い?台湾のお客さん)
95(中秋節は店前で焼き肉!)
96(お酒を飲めない台湾の大学生)
97(お店前で商売繁盛祈願!紙のお金を燃やす)
98(便器の上に足を?!台湾のトイレ事情)
99(お店のレシートで宝くじ)
100(台湾で好き嫌いの多い野菜は?)
101(汁物の食べ方)
102(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その1)
103(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その2)
104(恐怖の○キブリ大行進!消毒の日その3)
105(先生に感謝する老師節)
106(お客さんも業者も遅刻な日常)

台湾企業就職日記(全100話)はこちら

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