台南在住の奥西です。今は台南で会社を経営していますが、以前は台中の現地企業に就職していました。
今回も就職するまでのお話をします。
前回の話はこちら↓
台湾現地就職日記(台中での面接その4)
台中の会社での面接で、不本意ながらほぼ日本語で回答を続けてしばらく経ったところで、日本では考えられない衝撃の質問が飛び出した。
「給料いくら欲しい?」
この質問は全く予想していなかった!どう回答したらいいのかしばし固まり、頭の中で思案する。
「日本人らしく遠慮して少なめに答えるのが正解か。」
「いやいや、ここは台湾。欲しい給料をそのまま伝えるのが正解だ。」
「大阪人らしく極端に大きい金額を伝えて笑いを取ってみようか。でもすべったら痛いな。。。」
「ここでの回答がそのまま給料に反映されるということも考えられる。」
と質問から5秒ほど間を置き、出した結論は4万元。
本当は5万元と言いたかっのですが、ここまでの面接での中国語のダメダメっぷりを考えるとどうしても5万元と言えす、希望より少し低く言ってしまった。日本人の悲しい性なのかな、と思う。
「希望は4万元です。」とデキる営業マンの方に伝えると、「わかりました。」とにべもない。(もうちょっと何か反応がほしい)
この質問で面接は終了と告げられ、ちょっと談話をして会議室を出る。
それから、タクシーを呼んでもらい会社を後にした。
タクシーに乗っている間も、「あのとき5万元と言えばよかったな・・・」と、この無職日本人男性は面接での中国語のダメっぷりよりも、まだ採用も決まっていない給料の心配をするのであった。
次回、面接から数日後の話
バックナンバー↓
①(サイトへの登録) ②(面接までの道のり) ③(面接会場までの試練)
④(面接会場での落胆)⑤(求人サイト登録の見直し) ⑥(挫折と職種の見直し)
⑦(面接のチャンス到来)⑧(台中への面接) ⑨(いよいよ面接!)
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
コメント