台湾に移住して10年目に突入した奥西です。
今回も台中に就職していたころの話の続きをお話します。
前回の話はこちら↓
バックナンバー↓
①(サイトへの登録) ②(面接までの道のり) ③(面接会場までの試練)
④(面接会場での落胆)⑤(求人サイト登録の見直し) ⑥(挫折と職種の見直し)
台湾現地就職日記⑨(いよいよ面接!)
台南から台中まで来て念願の面接!
移動時間は家から通算5時間、面接のために遠くまで来たもんだ。
会議室で面接を待つ間、面接を受けるまでいろんなことがあったなぁ・・・としみじみ思う。
友人との面接の練習、炎天下道に迷って野犬に追いかけられ、面接を受けさせて貰えなかったりと、ドタバタありましたが、私もついに台湾で面接経験者になるのだ(おおげさ)。
そんな自己満足な思いにふけっていると、会議室に人が入ってきた。
ビシッとスーツのいかにも営業マン、という台湾人男性の方。年齢は40代中盤くらいかな?
台湾の企業のサラリーマンはもっと服装がラフで、だらだらしていると勝手にイメージしていたので少し面食らう。
台南から来てくれてありがとう、台中はどう?・・・のような雑談を少し交わす。
そして、いよいよ面接の質問に入っていく。
営業マン:「では、まず自己紹介と自己PRをお願いします」
待ってました!いままでさんざん練習してきた中国語だ。
と、意気揚々に話し始める面接初心者。練習したとおりの内容でしっかりPRをする。
練習とおりだ!と得意げに自己PRをしていると、できる営業マンの顔が曇り、首もひねり始めた。
・・・ん?もしかして中国語が通じてないのか・・・?
私:「あの、何かご不明な点がありますか?」
営業マン:「あー、いいよ。気にせず続けて」
いいよ、とはどういう意味なのか。
「話が通じているのでいいよ」なのか、「どうでもいいからいいよ」なのか、「もう採用はありえないから、何を言っても無駄だからいいよ」なのか、とても気になる。気になりすぎる。
メンタルが子うさぎのようにか弱い私は、どうしても気になって自己PRがつまり始めた。
焦れば焦るほど、何を言っているのかわからなくなってくる・・・。
冷や汗が出始め、言葉が出なくなってしまった。。。
次回、台中での面接その2
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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