前回に引き続き日本人の接待時のお話。
日本人の好みに合うお店はやっぱりビールに合う料理があるお店です。
前回の話はこちら↓
台湾現地就職日記(日本人の接待で喜ばれるお店)
台湾企業では日本企業担当だったが、基本は電話やメール、そしてLINEで連絡を取り合い実際に会うことはあまりない。台湾と日本には距離があるので、頻繁に顔を合わせることはない。
日本から台湾の会社まで見学に来るのは、どこか別会社出張ついででの訪問、もしくはうちの会社で大きなプロジェクトがある場合。前者の場合は、事前連絡がないことも多く(前回も書いたが)若干塩対応になってしまう。
既存顧客が日本から会社に来る場合は、手土産から接待(食事会)の場所まで事前にきっちり用意。当日は董事長、總經理、本部長オールスターで出迎えをする。
会社は台中なので、手土産は以前「喜ばれない手土産」に書いた太陽餅のことが多い。これはどうにかしてやめさせたかったが、事前に用意されていたので仕方がない。日本のオフィスを粉まみれにしてしまう絵が浮かび、申し訳なくなってしまう。
接待のための食事会は、既存顧客で好みを知っていればそれに合わせて予約をするが、台湾料理のちょっと良いレストランを予約する。よく行っていたのは「客家本色」という客家料理のお店。客家料理は味付けが濃いものが多く、お酒との相性も良く日本人受けするのでオススメ。そこまで接待が必要ではなさそうなお客さんであれば、台湾式居酒屋の「熱炒」へ行く。
だが、接待のときの営業チームはゆっくり食事をする時間もなくひたすら繰り返される乾杯に付き合い、ビールを注いでまわり、酔いもまわってせっかくの料理の味もわからなくなる。実に残念だが、台湾ビールが美味しいので嬉しい。
ちなみに、お客さんによってはおねえさんがいるようなお店で二次会をしたい、という方も稀にいた。でもこの会社ではおねえさんのいるお店での接待は禁止とされていた。これがあるとなかなか帰れないので正直助かっていたのでありがたい。
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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