台湾企業で日本営業担当だといろんなお客さんがいる。
アポ無しで突然会社見学に来られても困るわけで・・・。
前回の話はこちら↓
台湾現地就職日記(会社への来客者とその対応)
会社には台湾国内の顧客よりも海外の顧客が多く、よく海外からの来客対応があった。会社は工場を併設して自社製品を製造しているので、工場内見学の際は無菌白衣に着替えて全身消毒をした上、生産ラインや検品場の見学が可能だ。詳しくは書けないがうちの会社はこの業界でかなり有名なようで、設備も最新で検品場も清潔なので、見学は大歓迎なのだ。
日本チームでも既存顧客が来社する予定のときには、事前に上部に許可を得た上で工場見学ができる。工場見学と会議は同行通訳も必要なので、半日ほどの時間を要するのでそこそこ大変だ。
大手の会社が来社する場合は必ず視察の数日前には連絡が入るのだが、ごく稀に突然事前連絡無しでご来社する新規顧客もいる。どこか他の工場を見学したついでに時間があったので来たぞ、台湾だからアポなんかいらんだろ、という感じがありありとわかる。正直迷惑である。
急なご来客なので見学はできません、とやんわりお断りするとびっくりされる。この「やんわり断る」というのが、日本人じゃないとなかなかできないと思う。彼らはこの会社に日本人がいないと思っていたのか、私の存在に少し驚いているようだった。私の見た目も話し方もまだ現地化していないようで、ちょっとうれしく思うのだった。
台南在住12年目。現台南市日本人協会理事長。台南日台交流会を運営して9年、台湾⇔日本相互の留学やワーキングホリデーの現地サポート法人を運営。台湾でのワーキングホリデー、華語中心、現地法人就職、カフェ創業、ゲストハウス経営の経験あり。留学サポート歴は日本から通算で約15年。
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