お花見

本日(3月26日)、台南市市立延平中学にて、お花見が開催されました!

もともと、延平中学の隣近所で電気機器を取り扱う「佳大電器行」の鄭老闆が、地域コミュニティの環境美化で、サクラの植樹を数年前からはじめていました。それが時間とともにおおきくなり、今では100本以上のサクラが中学に植えられており、地元では比較的ひっそりとお花見が行われていました。

八重桜、河津桜、寒緋桜(台湾桜)、富士桜やソメイヨシノなど様々な種類のさくらが咲いていて、鄭老闆から市内の平地で育てることの難しさとその工夫をお話していただきました。

中華日報|中華新聞雲
延平國中規劃設相撲基訓中心  記者施春瑛/台南報導  延平國中傑出校友李明峻是中華民國相撲協會理事長,他特別利用暑假期間,在母校延平國中辦了一場相撲體驗活動,安排嘉義、台南喜愛相撲的學生,...

また、延平中学では相撲の土俵を作る計画があり、台湾相撲協会のご縁から、私達も杜校長先生たちと親交を深め、中学から本会へお花見の共同開催を誘って頂き、このイベントを企画するにいたりました。

臺南市台日文化友好交流基金會の李退之理事長、本会の野崎理事長から挨拶のお言葉を頂いたあと、本会日本人有志3人と中学生5人がステージにあがって、会場の皆さんと一緒に「涙そうそう」と「望春風」を歌いました。日本語と台湾語の名曲を合唱し、一体感が生まれたところで、「お花見祈願」を行いました。

「お花見祈願」というのは、日本ではあまり聞き慣れない言葉だと思われますが、ちょうど今月で東北大震災から11年経ったことと、昨今のウクライナ情勢を鑑みて、平和と復興を祈り、短冊に願いを書き、参加者の手で「お花見祈願ボード」にそのメッセージを糸にくくりつけたものを指します。

学校にあった掲示板をリサイクルし、きれいに汚れを拭き取って、それをサクラの花形に加工し、色を塗り、短冊を結べるよう、横糸を取り付けてもらいました。ちなみに色塗り前はこんな感じでした↓↓↓

短期間で作り上げたため、プロに任せたら○万元もかかる高価なものですが、これも鄭老闆のご厚意で作ってもらいました。

最後に、私が担当したサクラに関するクイズでは、生物、社会などの学際的に複数の異なる領野にまたがったものを出題させてもらいました。この写真にあるソメイヨシノは、染井村(現在の豊島区)で職人に品種改良されて作られた花なので、正解は、「1.東京都」です。ちなみに、ソメイヨシノの見頃はだいたい3月下旬から4月上旬です。延平中学では、最近ソメイヨシノが咲き始めたばかりで、八重桜は満開を迎えました。

今日はお天気にも恵まれ、朗らかな雰囲気でお花見をすることができました。

準備から参加に関わったすべての方にお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

写真:佳大電器行 鄭老闆、本會會員 佐藤あさえさん

延平國中春櫻繽紛 與日友人同辦花見祈願-新永安新聞

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