本日3月6日早朝5時半から「2022台南国際古都ハーフマラソン」が開催されました。ハーフマラソン(21キロ)以外に、10キロ、5キロのコースを選ぶことができ、私は前回10キロに参加したので、今年は5キロのランニングを楽しみました。
この大会では、台南の観光地や古跡を横目に歩きながら、コース途中の補給所で、飲み物(ミネラルウォーター、スポーツドリンク)や台南グルメ(豆花、海鮮粥、ベビーカステラ、果物やお菓子など)を味わうことができます。
マラソンランナーに生じやすい健康被害としては、脱水、筋痙攣、足の水疱、電解質異常、熱中症、横紋筋融解症、心筋梗塞や不整脈による心停止などがあげられ、上記の補給所で適切な水分&栄養摂取が推奨されています。しかし、タイムを競うようなレースだと、補給が難しいこともあるかもしれません。そこで、スタート&ゴール地点に救護所が設置され、5キロコースの途中でも医療スタッフが待機していました。また、安平で雑貨屋(福將)を営む台湾人老闆が日本語ボランティアとして参加され、コミュニケーションに困っている日本人をサポートしていました。コロナ対策でワクチン接種証明書の提出などレギュレーションが厳しくなっているにも関わらず、私達協会からも複数の会員が参加されました。
会場付近ではウクライナ国旗の投射が行われ、国旗シールをつけた参加者がたくさん見かけられました。
台灣政府は2月28日『Taiwan Can Help』の精神で、ウクライナへ医療物資約27トンを無償提供しています。昨今ニュースで話題にもなっている「今日烏克蘭,明日台灣?」については、本協会野嶋顧問の解説「ウクライナ情勢が台湾に連動するこれだけの理由」が詳しいので、こちらの記事をご覧ください。
こういう時だからこそ、私達も団結し平和の大切さを共有することが大事だと考えています。今月26日、財團法人臺南市台日文化友好交流基金會とともに、台南市立延平國中(桜の名所、延平中学)にて、お花見を開催する予定です。
もしご都合宜しければ、こちらをご確認の上どうぞお申し込みください。
早稲田大学&大学院で医療人類学修了、姉妹校の高雄医学大学医学部編入、医師免許取得後、台南の医学センターで研修を終え、消化器内科フェロー、チーフレジデント。台南出身の妻と娘の三人暮らし。早大時ヒマラヤ未踏峰初登頂(6,650m)を果たすが、登山パートナーの死を契機に医学の道へ。日本の鍼灸国家資格も取得済で東西の医療に通じた総合診療、消化器内科医を目指す。
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